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病院 side結
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side結
もやもやと暑ぐるしい空気
乾いた喉
重い体
回る視界
「……ん…っ」
目を開けると、一気に光が入り込んできて頭に響いた
「あら!目覚めたの?」
知らない女の人の声が聞こえ、触れられている部分を思わず振り払った
「わっ、びっくりさせちゃった?ごめんね」
あたりを見渡して、ここは病院か。と納得する
「……いえ」
「体調はどう?どこか変な感じとかする?」
「…大丈夫です」
「あなた丸2日間も目を覚まさないから心配してたわ。今先生呼んでくるね」
そういうと小走りに部屋を出ていった。
…2日間。
……鈴は今どこにいるんだろう
あ、また鈴のこと考えてる
「あー、目覚めたんだね。良かったよ」
少し歳をとった人が入ってきて、額に触れてきた
「…っ、なに」
「ちょっとまだ熱いね」
熱を測っていたようで、そう言われた。
「…君、自分の体質分かってるだろ?強くないんだから外に出る時は気をつけなさい。あと、何か心に引っかかってるようならカウンセリングも考えてるから。神崎さんも心配してたよ」
「……」
…カウンセリング。それを受けなきゃいけない程、俺は今だめなのかな
「大丈夫?」
急に黙った俺を不思議に思ったのかそう聞かれ、覗き込まれる
「……はい」
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