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「健太……?」
次の瞬間、彼はなにかを振り切るように走り出した。
廊下を全力疾走。すれ違った教師に怒鳴られても無視。曲がり角で他のヤツと派手にぶつかっても頭すら下げず、駆けていく。おかげで俺が「すみません」と謝るハメになる。
相手は、見覚えのある坊主頭だった。
鶴見から金をせびり、泣かせていた三人組のなかの一人。
文句を言いたそうにこちらを睨みつけてきたものの、相手が俺だと気づいたのだろう。青ざめた顔を気まずそうに伏せた。
そういえば、こいつのスマホにはまだ、俺の辱め画像が保存されたまま──。
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