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バレンタイン5
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とはいえ、健太とカノジョがうまくいっている証を堂々と見せつけられると胸の奥がきゅっとする。
タイミングを見計らって廊下へ飛び出すと、すぐさま誰かが追いかけてきた。
礼儀正しいやつがチョコのお礼を言いに来たのかと思って立ち止まってやったのに、いたのは鶴見。
「凛くん……、あの……、あのね……」
うつむきがちに、なにやらもじもじしている。
「ん?」
「……あのっ、あの、あっ、あ……」
「あー。そうだったな」
言わんとしていることはなんとなく分かる。
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