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18歳以上ですか?
.にしおりをはさみました!
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いよりは両親に愛も期待ももらえず、常に珠嘉と比べて育てられてきた
何もかもが兄に劣り何をやっても失敗ばかりなため自分に自信がなく内気で消極的な性格で、困っている時も誰かに頼ることができずしくしくと一人で泣いてるような弱虫だった
そんないよりを一番心配して面倒を見ていたのは珠嘉だった…けど、珠嘉はいよりを大切に想い愛していたけど自分にも他人にも厳しい性格だったためわかりやすく甘やかすことはなかった
でも詠朔はいよりの願うままにいよりを甘やかした
今となっては思い出せないけどはじめは下心をもっていよりに手を差し伸べたのかもしれない
いよりは早々に親にも見限られてしまったけどもしかしたら今後何か才能が目覚めて価値がでるかもしれないし、これでも乙藤家の人間だから仲良くなっていて損はないのかもしれない
珠嘉だけはいよりを大切にしているのはわかっていたから将来珠嘉の弱味として利用しようと企んでいたのかもしれない
初めは性格上詠朔にも気を使って言いたい事を言えずにいたいよりだけど小さなお願いを叶えていくうちにどんどんと要求は大きくなっていきいよりは懐いた相手には我儘な性格になっていった
その過程で詠朔は自分に我儘をいういよりが愛しくてたまらなくなってしまった、庇護欲が特別な感情にかわっていった
かといって詠朔は我儘な人間が好きなわけじゃない
むしろ嫌いな方だ
いより以外の相手の世話なんていい子ぶってる時でないと絶対にしたくない、自分を慕ってベタベタひっついてくるマトのことだってぶっちゃけどうでもいい
「はぁーまっ、顔は可愛いからなぁー」
「容姿もいよりの魅力だし、人を好きになる理由の内だから否定はしないけど…で、いよりの家での様子は?親に虐められてない?困ってることや悩んでることは?」
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