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性欲魔人&天然獣と修二
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薄暗かった空が白んできて、部屋の中が明るくなり始め。
開けっ放しの窓から朝の冷えた空気が入り込んで来た。
ーくしゅん
…さ…むい…
肌寒さに身震いして、薄っすら目を開けた。
修二「ぎゃッ!!!」
目を開けた修二は、目の前にあるむつの寝顔に驚いて思わず赤面してかすれた悲鳴を上げた。
え!?あ!?むつ?!?あれ??
僕ちゃんどうして…あ!!
冴えない頭で周りを見渡すが、ここがむつの部屋であることが分かっただけで、何故全裸で自分たちが寝ているのかハッキリしない。
自分の頭が生暖かいものの上にあることに気がついて、見ると、そこにはゴツい腕があって、修二の背中側に大の字で寝てる華南の腕が伸ばされ、修二とむつがその腕の上で寝ていた。
あ?え?え?…ッ…体…痛い…、何で、床で3人で寝てるの??ぅぅ…喉痛い…
自分の記憶が曖昧で風呂場にむつと華南が入ってきたあたりから、なんだかごちゃっとして、なぜ裸で川の字に寝ているのか思い出せず上半身を起こしたら、体が軋んで下半身がズーンと重たくて修二は眉をしかめた。
痛ッ!あ、そうだ…部屋になだれ込んでヤりまくって…。体が綺麗になってる…拭いてくれたのか華南…あ!そうだ、華南!華南が急に…!!
自分がむつに挿れたのを思い出してバクバクと脈が早くなってカーッと体温が上がり顔が赤くなって、修二は顔を両手で覆う。
だ…ダメだ…心臓痛い、どうしよう!恥ず!どうしよう!…むつの顔がまともに見れない…どうしよう…腰痛いし…喉痛いし…うぅ…
ーくしゅん
寒!!な、なんか着なきゃ…
もそもそと抜け出し、四つん這いのまま這っていき、一番手近に目についた自分のレモンイエローのカーディガンを手に取った。
えっと…服……、あ、風呂場だ…えっと…
眠い目を擦りながら、素肌にカーディガンを羽織り、少し大きいカーディガンが肩から滑るので、寝起きの上手く動かない指に焦れながら、前のボタンを二つほど止める
喉…乾いた…
部屋の中にある小さな冷蔵庫に飲み物を取りに行こうと立ち上がろうとして、フラリと体が傾き‘ぺしゃ’っと座り込んでしまった。
自分の体に起こってる現象に修二は真っ赤になって羞恥に項垂れた。
た、…立てない…腰…抜けてるし…。
もう!華南のアホ!バカ!!
修二は火照る頬を1度ぬぐい、力の入らない腰を引きずって、這って冷蔵庫までたどり着き、足の内側を床につけ、つま先を左右に向け、ぺったりと女の子座りをして。重い腰に短くため息をつく。
冷蔵庫の扉を開けると、飲みかけのカフェオレが一本だけあり、修二はそれを取り出して蓋を開け、両手を添えて一気に半分飲み干す。
修二「はぁ〜、苦い¨…」
コーヒーの苦手な修二は、かすれた声でつぶやき、舌をペロっと出して顔をしかめ、まだ潤わない喉にまたカフェオレを流し込む。
…今…何時…?
あ、兄貴に泊まるって言ってない…、携帯、むつが連絡してくれたかな?…あ、むつの方が先に寝たか…
少しづつはっきりしだした頭と記憶。はっきりすればはっきりするほど、顔が火照る。
修二は自分の顔をパタパタ扇ぎながら、携帯を探した。
探し出した携帯には、兄からの電話連絡は無く、メールの送信履歴にむつの家への泊まるとメールがあり、兄から了解メールが受信されていて胸を撫で下ろす。
まだ5時か…
携帯の時計で確認したら、もう一眠りできそうだった、しかし、むつと華南が寝ている場所へ戻るのは遠慮したく、むつのベットを覗いて見たが、ベットは昨日のでグッチャリと汚れたままだった。
修二は大きなため息を吐いて、座り込み、このまま丸まって寝ようかと考えていたら、背後から肩を滑って誰かがセーターの中に手を突っ込んできた。
修二「ひゃ!!」
むつ「何えっろい格好でうろついてるの?」
耳元でしたむつの声に飛び上がり、修二は、むつの声のした方の耳を慌てて塞いだ。
修二「あ、ご、ごめん!起こした??」
いきなりのむつの接近に顔が赤くなる。声が上ずって目が泳ぐ。
むつ「どうした?真っ赤だけど…」
修二「か、風邪、風邪引いたかも!!もう一回横になるね!」
あまりに慌ててその場で丸くなる修二にむつは眉間にシワを寄せて修二の腕を引く
むつ「何で離れて寝るんだよ、こっちこいよ」
自分の寝ていた場所をポンポンと叩いて、隣に来るように言われ、修二は固まった
こ、来いと言われましても…僕ちゃんには僕ちゃんの都合が…
膝で前を隠し、さらにカーディガンを引っ張ってみるが、動悸は早まる一方だ。
何度も体を合わせたはずなのに、昨日のことが頭から離れず、体温は上がり、熱が真ん中に集まる。
修二の体の変化にむつは気づかないが、隣で寝たくないという要求は通りそつもなかった。
むつ「なんだよ、さっさとこっち来いよ」
睨みを効かせ出したむつには逆らえない…修二が困っていると、体がグイッと引っ張られて、むつと華南の間に倒れこんだ。
華南「まだ早いだろ」
腕を華南に引っ張られて、さらに抱きしめるように引き寄せられ、恥ずかしさで胸が痛い。
な、な、何?なんで?
やだ!手が熱い!
むつ「ほら修二、もっと寄れよ」
掛け布団1枚を横にして3人でかぶり、華南の横にいる修二をグイグイ押し込み、むつはピッタリ修二にくっついた
むつ「あったかいだろ?」
二カッと笑ったむつに、修二はボン!と爆発するみたいに赤面した。
な!な!なに!僕ちゃん変!やだ!ここにいたくない!苦しい!心臓痛い!
ぎゃ!!やめてむつ!!これ以上近づかないで!!
むつ「うわ!熱あんじゃん?顔赤いぜ」
修二「な、ない!ないから!」
むつ「は?でも顔あけーし」
修二「いい!僕ちゃん帰る!」
華南「くっくっく」
むつと揉めていると、修二の隣で華南が喉の奥で笑い出した
むつ「何笑ってんだよ!」
華南「いや、2人が可愛くて」
むつ「はぁ?てめー覚悟はいいか?」
華南「むつ、よく見ろよ、修二はお前に欲情してんの」
そう言いながら、華南は修二を抱き込んで、カーディガンに隠れてたものをがっちり握り込む
ぎゃあーーーーーーーーーー!!!
むつ「お!」
いやーーーーーーーーーー!!!
修二の心の叫びを無視して。むつと華南の2人がペロリと舌なめずりして、布団の中でもそもそと動きだし、修二は破裂するような心音に、さらに悲鳴を上げた。
やだ!やだ!!壊れちゃう!心臓が壊れちゃう!待って!待って!二人とも待って!
ばぁかああぁぁーーーーーーーーーーーー!!
修二はその日、2人のタヅナを握ったことを、とても後悔した。
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