アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
番外編⑨泡になって消える狂愛に口づけを
-
マキ「んん〜!ん!んふ〜!」
くぐもった声が部屋に響く、もう、1時間以上悶え喘いでいる。
甘い甘い唇に何度も何度も貪られ、吸われ、舐めまわされ、獰猛な猛獣にふやけるほど口づけられ、口の端から狂愛の蜜が後から後から溢れ出る。
心臓は張り裂けそうに脈打ち、ドキドキドキドキと狂いそうなほど彼を求めて止まらない。
マキ「じ…ぁむぅうんん…んん!」
荒い口づけの合間に息を吸い込み、訴えようとするのに、その言葉は、絡め取られて聞いてもらえない。
両手を胸の前で縛られ。お腹に着くほど反り返って蜜を垂らすものを根元で縛られ、仰向けのマキは、後ろの蕾をずっと2本の指だけで犯されている。
マキ「んー!!ん!じっ…神さ!ん〜んん」
惚れ薬を飲んだ百目鬼は、昨日のように欲望のままにマキを貪ることはなく、マキを愛撫で焦らし快感に溺れさせて、マキを泣かした。
百目鬼は、惚れ薬が効いているのに思考は意外に冷静で、飲まされたものが惚れ薬だったこと、その効果は時間が経って消えること、それか、1度イけば効果が無くなることをマキから聞き出していた。
百目鬼は宣言どうり、乱暴に抱くことも、罵声も浴びせず、マキの感じる場所を探し出しては執拗に攻め、マキが喘いで泣いても辞めず、さらなる性感帯を探す。
どんなに懇願しても挿れてはもらえず、グズグズにされた後ろの蕾は、卑猥な水音を響かせて、もっと太いものが欲しいとうねってヒクつく。
百目鬼「マキ…」
マキ「神さん…挿れてぇ…挿れてぐちゃぐちゃにかき回してぇ…い、イカせてぇ…」
百目鬼「フッ…、イかせてやってるだろ?」
マキ「ぁひィ!…じ…はぁああぁア!!」
グリグリと前立腺を刺激されて、仰け反って痙攣する。ビクビク内壁が震えて、頭が真っ白になる快感に百目鬼の指を締め付け痙攣してるのに百目鬼は刺激を辞めず、震える内壁をゆるゆるなぞる。
マキ「…ぁぁ…はぁぁ…」
百目鬼「またイッた…。マキは敏感だなぁ、慣れすぎてて簡単にドライでイッちゃう淫乱だ」
マキ「お願い…挿れてぇ…」
百目鬼「挿れて、お前がイッたら、どうせ逃げるんだろう」
マキ「逃げない、逃げたりしない、神さんが欲しい…僕のは縛ったままでいいから、神さんと繋がりたい」
百目鬼「マキ」
マキのジュピター色の瞳が、百目鬼を切なげに見つめて揺れる。
溢れる気持ちは止めることなどできない
マキ「神さん、僕に神さんを下さい…」
ジュピター色の瞳で懸命に訴える
好きです……
どうか…あなたを…下さい…
百目鬼の熱い唇がマキの震える唇に触れて、触れた瞬間、2人同時に舌を絡めた。
好き……
好きだ……
口づけを繰り返すたびにお互い唇が言葉なくそう伝え合う。
抱き合って、抱きしめて、確かめて、離したくなくて。
百目鬼の張り裂けんばかりに雄雄しいものがマキの蕾になすりつけられ、マキは欲しくて切なく腰をくねらせる。
唇が1度離れ、百目鬼が無言で見つめてきた。
その瞳に応えるように見つめ返すと、百目鬼の唇が再び触れてがチュッと音を立て、耳元で熱い息と、低い低い声で囁く
百目鬼「マキ、お前を奪うぞ…」
熱い言葉と同時に、もっと熱いものがゆっくりマキを支配する。
焦がれた人の熱い雄雄しいもの
焦がれた人の胸に抱かれ、
確かめるようにゆっくりマキの中を開いていく。
マキ「ふぁああ……じ…神さん…」
百目鬼「…ッッ…マキ…マキ…綺麗だ」
名前を呼ばれるたびに、心の中に溢れる感情。それはお互い1度も味わったことのない蜜の味…
百目鬼「ッッ…ッ…」
優しくしたい、
貪るように愛したい…
百目鬼は衝動と戦いながらマキの瞳を見つめる。マキのジュピター色の瞳が百目鬼を欲して情熱的で切なげで、そして百目鬼の葛藤を見透かすように見つめ返してくる。
マキ「いいよ…神さんの全部くれるなら…いいんだよ…」
百目鬼「マキ…」
マキが許したのに、百目鬼は、それでも…いや、そう言ってもらえたからこそと、マキを優しく抱いた。
何度も何度も口づけて、優しく、そして、強く抱きしめて…
マキは、優しく愛されて泣きたい気持ちでいっぱいだった。百目鬼は、修二にずっとこうしたかったんだと、修二をこうして優しく普通に愛せていたなら、きっと幸せになれたんじゃないかとおもいながら、自分も、こんな風に愛されたかったんだと、今、満たされるような切なさに、心の中がいっぱいになって、涙がでそうだった。
マキ「あっ、神さん、もっと…」
百目鬼「ダメだマキ…」
マキ「神さん…神さん」
百目鬼「ッ…煽るな…」
マキ「神さん…もっと…神さんに溺れたい」
百目鬼「ッッ!!……馬鹿が…」
優しかった大きな手が、がっしりとマキの腰を掴み、瞳がギラリと色を変える。
同時にズンッと衝撃とともに最奥を突かれてマキは仰け反った。
あまりの刺激に腰を浮かせて無意識に逃げようとしても、ガッチリ掴まれて引き戻される、強い律動はマキを喰らうように中をこすりあげて、たまらず爪先立ちで突っ張って上へ逃げると、百目鬼は口元をニヤつかせて追いかけ突き上げる。
マキ「あはぁあ…強い!やぁ!神さん!イく!イッちゃう!…太いのでおくばっか突いちゃダメぇ…」
百目鬼「嘘つけマキ、目ん玉潤んでキラキラさせて喜んでるだろうが!もっと奥か?」
マキ「ああ!!やぁん!おく…おく…ダメぇ!!」
ーゴン!
ベッドヘッドにマキの頭がぶつかった。
マキはそれどころじゃなくて気づかないが、百目鬼はすぐに気づいてマキの頭を大きな手で覆う。マキのとろける瞳を見つめ、そのジュピター色の瞳が真っ直ぐ百目鬼を見つめることに満たされる。今まで味わったことのない幸福感。そして同時に、もっと欲しいと渇望する。
マキ「じ!…じんさァん!!」
体がどんずまって、打ち付けられる衝撃が全て奥に響く、強すぎる快感にマキは視界がチカチカしはじめて快感に怯えるように百目鬼にすがりつく。百目鬼の熱情のこもった企む瞳が見下ろしてきて、それが何を考えてるか手に取るように分り、マキは瞳を潤ませた。
マキが、おかしくなっちゃうと言いたげな、たまらぬ表情をしながら、百目鬼を熱い瞳で見上げて好きだと言う。
百目鬼の愛に飢渇する心がマキの瞳に満たされはじめ、さらに彼を求めさせた。
百目鬼「オーガズムから下りれなくしてやるよ」
マキ「はぁあ!じん…んンッ!」
濃厚に口づけられてマキの頭が痺れる、
百目鬼「マキ、好きだ」
堪らぬ低音に理性は弾けた…
マキ「あァアあ¨あ¨ーーーーーー!!!」
絶頂をさらに突き上げられて、頭の中が吹っ飛ぶ、それが天上だと思っても、力強い腕に抱かれてさらにその先へ突き上げられる、もはやマキは自分が何て口にしてるか分からない。
前をせき止められたまま何度もドライオーガズムを与えられて、縛られた痛みがあったのに気持ちいのか痛いのかも何もかもぐちゃぐちゃにかき回されて、強く抱くかれて涙がつたう、ぐちゃぐちゃに愛されて、頭の中は百目鬼神でいっぱいで、そして心の隅で願う…
ただ願う…
ただ願うのは…
じん…さん…
いかないで…
マキ「ああっ!…すき……すき…」
百目鬼「マキ」
マキ「……めきしゃ…ん……す…き……」
いかないで………
百目鬼「マキ!…好きだ…」
マキ「アぁ…ああん!…ひぃ…さん……す…き…あう!」
百目鬼「くッ…マキ、…俺のものになれ」
マキ「じんさぁッッアァーーーーーーーーー!!!」
返事は、百目鬼の熱いものがマキの中を満たす絶頂感にかき消される…
ドサリと2人の体折り重なり、荒い息を繰り返し、ハァ、ハァ、と息遣いだけが響く
しばらくして、百目木がゆっくり起き上がり、マキの乱れた髪を耳にかけてやる。
百目鬼「…大丈夫か?」
優しい声に頷くと、百目鬼はマキの前を縛っている紐をほどいてくれた。
色の変わってしまった場所を、心配そうに撫で、マキが痛がらないのが分かると、ゆっくりマキのものを上下に動かす。
マキは堪らずピクピクと痙攣し、百目鬼にしがみついた。
百目鬼「ごめん…おいで」
優しく抱き寄せられ、右手はマキを扱くのをゆるゆると徐々にスピードを上げる。
ビクビク腰が小刻みに震え、終わりが近づく。
マキ「神さん…神さん…」
力いっぱい抱きついたら、百目鬼が抱いてる腕に力を入れてくれた。
マキ「神さ…あぁああ!!」
ビクッと百目鬼にしがみつきながら、マキは
あっという間に百目鬼の手の中で達した。
マキは百目鬼の胸に顔をうずめ、荒い息を整える、
すると、百目鬼が突然ギュッと抱きしめてきた。
ドキンドキンと早い心臓の音が聞こえている。
マキも、力の入らない両手でめいいっぱい百目鬼を抱きしめ返した。
熱いくらいのお互いの体温に
言葉も交わさず、
ただ
ただ…抱きしめあった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
356 / 1004