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百目鬼から見たマキ…
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アナウンス『本日はご搭乗頂きありがとうございました。当機は間も無く着陸態勢に入ります。お席にお戻りになり、シートベルトを着用していただくようお願い申し上げます。当機は予定時刻通り21時45分の到着です…』
夜のフライトのため、搭乗者は眠っている人がチラホラいてとても静かだ。
昼間の雑音混じりのフライトだったら、少しは〝マキにとって有利〟だったんだろうが…
マキ「…ハァ……ハァ……ッ…」
百目鬼「マキ、着いたぞ…」
マキ「…ハァ……ンッ…」
マキは俺の膝に横たえ、グッタリと熱い吐息を繰り返す。
ブランケットを被り、俺のお腹に顔を埋め小刻みに震える。フライトの時間約1時間30分の間、後ろにピンクローターを埋め込んだままたっぷり放置してやった。
フライト中マキは、なんとか俺を煽ろうとしたが、その度にうなじを撫でてキスしてやると悶えて撃沈。魔性のマキは、半分意識がとんでる。
マキは勘違いしている。
俺は確かにマキに何度も誘惑され負けているが、俺は魔性のマキより、素のマキを見た時の方が断然弱い。すぐブチ切れる。だが同時に、そっちにキレやすくなった分、魔性マキに抗体ができてきた。雌猫みたいに煽られても、動揺して素顔が覗いた時のマキの方が断然可愛い。
誘おうと思って意識的にエロい顔されても、怒りが頂点の今は、エロい顔もイラつく。
ここでマキが折れて素直になってたら、飛行機の中だというのにブチ切れて襲ったかもしれないが。マキはそんなヤワじゃないし可愛くないのは充分知ってた。
フラフラのマキを飛行機から降ろして、空港から出口へ向かうと、俺の手配した迎えの車が来ていた。族の時に知り合った他のグループの奴で、タイマンで俺に負けてる竜吾(りゅうご)今はまともになって北海道にいる男だ。
俺には、そうゆう知り合いが多くいる。
マキをお姫様抱っこして空港を出ると、0度を下回っていたため、刺すような寒さにマキがぶるっと震えて正気を取り戻した。
マキ「寒ッ…ここ…は?」
百目鬼「札幌だ」
マキ「っ!!さ、札幌ぉ!!??」
驚くマキをよそに、竜吾が話を進める。
竜吾「百目鬼さん、車こっちです」
マキ「えっ?え?」
百目鬼「悪いな竜吾」
竜吾「ほんとっすよ、こんなの今回だけにしてくださいよ」
マキが戸惑って視線だけキョロキョロしている。分かりやすく顔に〝誰?誰?〟〝札幌?何で札幌?〟って書いてある。そのマキを無視して、竜吾の車に乗り込み、町から外れた道を30分程行った所にあった林の近く、二階建てのコテージの前で車は止まる。
コテージの周りには家は少なく、お隣と言ってもしばらく歩かなければならない寂しい場所。
コテージの中にはすでに灯りが灯っていて、暖房が入っていた。中から男が2人ほど出てきて、俺に深々挨拶した。
百目鬼「竜吾、助かった、これとっといてくれ」
そう言って厚めの封筒を竜吾に手渡すと、間で見ていたマキは目を丸くした。
竜吾は「え?こんな多いいっす」と言ったが、俺は急な要求に応えてもらった報酬だからと押し付けた。
竜吾と男2人は、俺にペコペコお辞儀して「じゃあ明日」と車で雪道を帰っていった。
俺はマキを抱えたまま、二階に上がる。
状況の飲み込めないマキは俺の腕の中でオロオロしていた。
二階の寝室に直行し、マキをベッドに放り投げた。
マキ「ぎゃっ!!」
ベッドに放り投げられたマキが恨みがましくこっちを見る。
マキ「ココどこ?さっきの人誰?」
百目鬼「ココは札幌。さっきの男はここを経営するコテージこオーナー。俺の昔の知り合いだ、時間がないから協力してもらった」
マキ「こんなとこまで来てお仕置き?意味不なんだけど…」
百目鬼「お前はこうでもしないとまた、口約束なんて忘れるとかなんとか言うに決まってる。そういうとこは修二にそっくりだ、何も信じない。修二とお前を比べるのはずっとやっちゃいけないことだと思ったが、マキは何も言わない、だから修二を参考にするしかない。お前らは考え方は似てる、もし、あの状態が修二で口約束で終わらせたら絶対に信じないし、先がない、それが修二以上に嘘つきのお前ならなおさらだ!だから連れてきた!形にして証明してやる」
マキ「…百目鬼さんの言ってる意味がわからない…」
百目鬼「そうだろうよ、お前の心の中と一緒だ、あるのに見ようとしない、見ようと努力しないから、いつまでたっても見えないし信じない」
マキ「…」
マキは益々意味が分からないって顔してる。
いい、お前は黙ってお仕置きされてりゃいい。
マキが恨みがましくこっちを睨むが、俺は構わずマキの足を開いてコードを引きピンクローターを抜き取った。
マキ「んあッ!…」
マキの体が大きく仰け反って、ベッドに沈む。合計で2時間以上ローター攻めにされたマキは、下半身が痺れて思うように動けない。
それを確認した俺は、立ち上がった。
百目鬼「マキ、ちょっと待ってろ」
マキ「ちょっ!何?!意味わかんないだけど!」
百目鬼「今分からせてやるから…」
マキ「は?!」
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