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ー芽生え歌うー18
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こんなに好きなのに、お互いにまだ怖い。
星空の下のプロポーズから時間が経って地に足がつき始めてた。
神さんの告白は、僕の中に種を落として芽吹いた。
神さんと居ると、初めての感情ばかり…
その感情たちを、僕は知ってるのに
今まで散々見てきた。
修二の時にも、他の人たちの時も見てきたし分析できてたのに…
実際に体験すると
こんなに幸せで不安で、神さんの腕が温かくて居心地がよければ良いほど…
夢なんじゃないかと不安に思う。
だけど今は…、胸の中が温かくなる。
体に染み付いた神さんが、僕を抱きしめててくれる。
マキ「んっ……熱い…」
何度受け入れても。
何度抱きしめられても。
何度見つめられても。
百目鬼「お前が、体温低いせいだろ」
神さんが熱すぎるんだ。
百目鬼「お前は、肌は冷んやりしてるが、いつも中は熱く濡れて狭い」
神さんが僕を正面から抱いて、頬を擽る。
僕の肌を冷んやりしてるとか言うけど、その肌をいつも楽しそうに熱くなるくらいに温める。
マキ「ッ…んふ♪、神さんサイズぴったりでしょ♪」
百目鬼「いつも怪我しないように念入りにほぐしてやってるのに、お前は変な筋肉さが耐えてるだろ」
酷いなぁ、僕のせいばかりにして。
神さんは知らないのかな?
神さんが僕を酷く感じさせるから、自然と締まるのに。
マキ「アァ…ん…。神さんが、おっきいからだよ…」
百目鬼「お前が煽ってデカくするんだろ」
興奮した瞳で僕を睨む、その瞳で見つめられるとドキドキドキドキ僕を興奮させる。
マキ「自分の大きさ人のせいにしないでよ」
百目鬼「あ?」
不機嫌に眉間にシワを寄せた神さんは、僕に覆いかぶさったまま意地悪に腰を突き上げた。
マキ「あっ…あっ…アァッ」
百目鬼「てめぇは自分がどんだけエロエロで卑猥か分かってんだろ、真っ白な雪みてぇーな肌くねくね見せつけて、触ったとこから桃色に染めやがって、阿保みてぇに敏感でどこもかしこも感じやがって、それで俺が上手いからだとか言われても、てめぇがいやらしいからそうなるんだろうが」
マキ「ンンッ、じ、神さんがやらしく触るから」
百目鬼「ほら、その蕩けたいやらしい顔。俺のせいにするんじゃねぇよ」
蕩けさしたのは神さんなのに。
神さんが身体中触って舐めて熱くして、高鳴る鼓動で桜色の乳首が揺れてるって意地悪く笑って噛みついたり、意地悪して感じるところばかり指で散々グリグリして中をほぐしてドロドロにして、何度もドライでイかせて楽しんで、挿れて欲しい懇願するたび太ももを甘噛みして擽るように舐めてくる。それでも挿れてくれなくて、キスして散々啼かせて…
我慢できなくなってキレるのは僕のせいだと言う神さん…
百目鬼「エロい顔して、もっとって自分から腰振ってる癖に、ん?キスして欲しいのか」
マキ「あンッ…ンンッ…、奥ばっか狙って…ああんッ…、る癖に…」
百目鬼「お前の中が強請るからだろ」
マキ「ッ…、ッ…、奥…好きだけど、はぁん!…、神さんが奥好きなんじゃん…」
僕の中に、神さんのデカブツを深々と埋め込んで、体がピッタリとくっつくのを神さんはいつも嬉しそうにニヤリと口角を上げる。
百目鬼「あぁ…、そうか?」
マキ「ニヤニヤしながら言われても」
百目鬼「…可愛いぞ、マキ」
マキ「ハァア?!」
百目鬼「可愛い」
マキ「ッにゃッ!!ッ!!あああぁぁ…!!」
誤魔化した!!
しかも耳元で変なこと言いながら腰早めるからイっちゃったじゃんか!!
神さんはズルい!
SEX中不利になると、可愛いって言うようになった。
星空の下のプロポーズ以降盛りのついた動物みたいに抱き合って、最初は体に良くないからと自粛しようとしてた神さんもズルズル猛獣さんに勝てない。
ただ、日が経つにつれ、熱量はそのままに、激しさは段々落ち着き始め、神さんがトブようなキレ方をするのはほとんどなくなってる。
その代わり、意識のある神さんは、僕を観察できちゃうから、どんどん僕の弱みを吸収する。
僕がリードしても、すぐに主導権を奪われ、しまいにゃ、可愛いだのと言って僕を恥ずかしくさせて喜んでる。
主導権が一向に握れない…。
僕たちはドロドロになるまでSEXして、僕が足腰ガクガクになる前に、神さんの言葉責めで羞恥に震え泣くのを堪能して僕をイかしまくる。
回数減らしていかに僕を失神満足させるかって方法を段々覚えてきたらしい。
もう!そんなとこ真面目になんなくて良くない!?
SEXに夢中になってたワンちゃんが、技術ばかりか知識が高くなっちゃったら、僕勝てないじゃん!
何をやっても勝てなくなった僕は、お風呂で洗ってもらいながら不機嫌。
神さんもそれは感じ取ってるらしく、どうしたもんかと困り眉。
髪を洗って、体を洗って、湯船に浸かって、僕は子供みたいに全部神さんにやってもらってら神さんに抱っこされた状態でお風呂に浸かり長くムスッとしてた。
神さんは、なんか言おうとして言葉を選んで諦めて、困り眉がさらに角度を増す。
もう!
ズルいよ!
そんな可愛い顔しないでよ!
感情のままに、ムスッとしたりいじけたり、神さんの前だからできるようになった事。
神さんは我儘な僕に困り眉になるけど、どこか嬉しそうに僕の頭を撫でるから。僕はそれが好きで剥れたりもする。
ずっとずっと擽ったい。
ーピリリリ♪ピリリリ♪
神さんの携帯が鳴って、神さんがリビングに行ってしまった。
僕は歯を磨きながら、神さんが撫でてくれた場所を自分でも撫でてみた。
擽ったくてあったかい。
神さんに撫でてもらってるみたいな感じを鮮明に思い出して恥ずかしくなった。
歯磨きを済ませて、歯ブラシをコップに戻す。
カランって音がして、色違いの歯ブラシがぶつかった。
リビングに顔を出すと、神さんは電話をしながらスーツに着替えてた。
僕に気がつくと、「小一時間でかける。ちょっと話を聞いてくるだけだ」と言いながら頭を撫でて優しく笑った。
夜中なのに仕事。
今は忙しい時期だ、こんな事もある。
先にお布団入ってよーっと。
って、さっきまでドロドロになるまでSEXしてたベッドは、もう綺麗になってた。
マキ「これくらい僕がやるのに…、イケメン過ぎ」
綺麗になってるベッドに飛び込むと、神さんの匂いでいっぱい。
マキ「あぁ…、神さんの匂い…、ドキドキするけど…、安心する…」
僕はそのままうとうと目を閉じた。
幸せって…
こんなにあったかいものなんだなぁって
神さんが全部教えてくれた…
神さん…お仕事忙しくて疲れてるのに…
本当に全身全霊で僕を抱きしめてくれる…
小さい時願った…
僕の理想そのもの…
ーガチャッ…
玄関の音に気がついた。
時計を見ると1時間経ってて、神さんが帰ってきたと慌ててリビングに顔を出した。
リビングには神さんが帰ってきてて、僕の顔を見ると
百目鬼「眠れなかったか、悪い、パソコンに打ち込んだら、寝室行くから」
と、申し訳ないような困った顔しながら、ちょっと嬉しそう。
マキ「なんか飲み物でも作ろうか?…作らせて」
百目鬼「あぁ、コーヒーを」
マキ「うん♪」
仕事の邪魔にならないように、神さんの手元にそっと作ったコーヒーを置いて、僕はソファーの後ろから神さんの仕事姿を眺めてた。
仕事をする神さんの背中はカッコイイ。
昔、清志郎さんの時は、仕事に向かう背中を見るたび寂しかったけど…
神さんの真剣な姿はいつ見てもカッコイイ。
こういいのも、素直に口にした方がいいのかな?
そんな事を考えて30分ほどたって、神さんが仕事を終えたらしく、コーヒーを飲みながら一息ついた。
百目鬼「ハァー…。」
マキ「お疲れ様」
百目鬼「寝室にいればいいのに」
マキ「神さんの仕事姿見てたかったんだもん」
百目鬼「ッ…お前は…」
マキ「僕の我儘だから気にしないで♪」
百目鬼「お前の我儘は我儘とは言わない、程度が低い、我儘だというなら、ソファーの後ろにひっついてないで隣に来て膝枕させろとでも言ってみろ」
それ、やったら許してくれるって事?
マキ「邪魔はしたくないもん」
百目鬼「ハァー…」
呆れたように深々とため息ついた神さんは、なんだか難しい顔をしてる。
百目鬼「…お前は…無いのか」
マキ「何が?」
百目鬼「俺が困るような凄い我儘とか」
マキ「んー、てか、僕的には我儘言いまくってるよ」
百目鬼「お前のは我儘じゃない。ッ…、我儘っていうのは、た、例えば、俺がさっき言った、お前が友達と行こうとしてるネズミーランドに同伴させろとか、そういうのを我儘って言うんだ」
マキ「うーん」
百目鬼「お前はもっと我儘でいいんだ、俺はあんな恥ずかしい事言わされたんだ。お前も俺を困らせるような我儘言ってみろよ」
我儘…?
うーん…
我儘…、神さんはいつも充分困りまくってると思うんだけどぉ…
神さんが困るような我儘…
あっ…
うーんこれ言ったら神さん怒りそうだなぁ…
百目鬼「ん?今なんか思いついたろ言ってみろ」
マキ「…神さん怒りそう…」
百目鬼「怒らないから言ってみろ」
マキ「……じゃあ………」
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