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熱拳の青年の過去にしおりをはさみました!
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熱拳の青年の過去
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その子は生まれつき人ならざるものが見えた
小さいその子はそれが普通ではないと
人には見えないものだと気付きました
妖
そう呼ばられるものだと
気づいたのです
だからこのことはお母さんにもお父さんにも話しませんでした
その子は一人で妖のことを調べました
そしてやはり妖のことは
言ってはいけないのだと思いました
しかしだからだと言って妖が消えた訳ではありません
その子はあまり反応を見せないように気をつけました
けれど全てを無視することはできませんでした
その子は放課後
友達とサッカーで遊ぶ約束をしていました
校庭に向かって走っていると話し声が聞こえていました
「あいつ変だよな」
「何もないところで驚いたりしてるし…」
「おかしいよな」
「変わってる」
「気持ち悪いよな」
その瞬間何も考えられなくなった
その子はひそひそと話している人の方へと向かって行きました
そしてその子はひそひそと話している子を
殴りました
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