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痴漢...!?
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人の波に押されそうになったので、自動ドアの前に立ち、手すりを持つ。
まだ余ってるかわからないけれど、なんとか間に合いそうだ。デパートまではまた駅から走らなければならないかもしれない...
どこかに座りたくて周りを見渡してみたけど、やっぱり人が多くて座る場所なんて無かった...
仕方なしに再度手すりに捕まり、窓の外を見る。
目当ての駅は、この電車が向かう終点だった。
...間に合うといいなあ......
そう思って外を見ていた時、ふとお尻に誰かの手が当たった。
「...?」
初めは少し手が触れたくらいかな、と思った。
...この電車いつでも人多いし......
でもその手はどんどんねちっこく、いやらしく俺のお尻をさすり、ついに両手で...その...もみしだき...?だした...
もしかして、ち、かん...?
でも俺男だし...
「ッ!!!」
するり、と指でお尻の狭間をねっとりと撫でられる。
......気持ち悪い...
怖くなったけど、思い切ってグッと痴漢の手首を握った。
「や、めて下さい...おれ、男です...」
怖くて上手く言えなかったかもしれないけど...
痴漢の方が俺より背が高かったので、ちらっと顔を見ようと振り向いて見上げる。
でも、痴漢の男はフードを深く被っていて顔が見えなかっ...
「!?」
「なあ、ちょっと静か〜にしてや」
顔を見ようと必死で力が弱まっていたのか、掴んだ手首を振りほどかれ、逆に両手首を掴まれて窓に押さえつけられる。
男が耳元で囁いてきて気持ち悪い。
「こんにちは、つむぎくん」
こいつ、俺のこと知ってんのか...!?
じたばたと暴れて声を出そうとしたけれど、震えて声が出ない。
ましてや、男の俺が痴漢されたなんて誰が信じるだろうか...
そう思っている隙に、男にタオルのようなものを口に詰め込まれた。
「...ングッ!?....!!!」
「しーー...ばれてまうって」
とたんにシャツの中に手を入れられる。
触られたところがふつふつと泡立つ。
...きもちわるい.....きもちわるい...!!!
男が俺の乳首をいじり出した...けど、俺は男だし、そっちの趣味は興味が無いから感じるはずがない。
「え〜...感度低め?」
また男がささやく。
離して下さい、と頼みたいけれどタオルのせいで声が出ない。
男は乳首に飽きたのか、とたんに俺の股間に手を伸ばし出した。
なに...!?何する気....!??
暴れても意味が無いことはわかっていたけれど、今からされることを想像して怖くなり、じたばたと暴れる。
でも、俺の両腕を押さえ付けてる男の手はびくともしない。
やだやだと暴れているあいだに、股間をズボンの上から刺激される。
すりすりと股間を刺激されて、生理現象でそこが反応してくる。
こんなところで勃ちたくないのに...!!!
電車のアナウンスが響いた。
それは、あと1駅で俺の目当ての駅に着くというアナウンスだった。
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