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心酔 6
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「転校生がいるぞ。、、、入りなさい」
昨年と同じ担任の遼牙先生が、変わらぬやる気のなさげな声で、ドアの向こうの大きな人影-転校生を呼んだ。
建付けの良いドアを開けて入ってきたのは、真っ黒な髪で切れ長の目の長身の男だった。
クラス中の様々な声を一身に浴びながら、そいつは静かに教卓のわきに立つと教室を見渡した。
「あーー、、、」
遼牙先生が面倒くさそうに黒板に決して下手ではない字で転校生の名前を書いた。
『堂島 渚』
「どうじま なぎさ、だ。あー、、席は窓側から二つ目の空いたところな」
「わかりました」
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