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第6章 Accident ７にしおりをはさみました!
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第6章 Accident ７
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「止めて、智樹には関係ないでしょ！」
葉音だけが不気味に鳴る薄暗い境内に、和人の叫びが虚しく響くなか、俺の身体はズルズルと引き摺られ……
「離せよ……っ！ 離せってぱっ！」
何とか抵抗を試みるが、自分よりもうんと体格の良い男達に抑え込まれては、それだって何の効力もない。
そしてとうとう今にも朽ちてしまいそうな社殿の板張りの上に押し倒された時……
ごめん、翔真……、また心配かけちまうかも……
諦めにも似た感情が沸き起こって、俺は全ての抵抗をやめた。
「分かった、好きにしろ。その代わり、に何の用があるか知んねぇけど、これ以上和人に関わらねぇでくれ」
理由なんて関係ない。
ただ和人には、これ以上コイツらと関わって欲しくなかった。
和人は俺の、たった一人の友達……だから
「それはどうかな。和人にはデカい貸しがあるんでね……」
貸し……？
貸しってなんだよ……
ひょっとして…、その“貸し”ってのが、和人を不安な顔にしていた原因なのか？
俺は男達に抑え込まれながら、残る一人に羽交い締めにされる和人に視線を向けた。
「駄目……、智樹には手を出さないで、お願いだから……」
薄闇でも分かるくらいに、目に涙を貯めた和人が、何度も懇願する。
でもそんなの容易に聞き入れて貰える筈もなく……
「いいか和人、良く見とけ。お前が散々コケにしてくれたおかげで、大事なお友達が酷い目に合うのをな」
「やめて……っ！」
「うるせぇ、黙ってろ！」
和人の鳩尾みぞおちに、男のパンチが突き刺さり、和人は呻きと共にその場に崩れ、激しく咳き込んだ。
「和人っ！」
「智……樹、ごめん……ね、ごめ……ん……」
片手で腹を押さえ、和人が俺に向かって手を伸ばすけど、その手は俺に届くことはなく……
俺は両手を一纏めに板の上に押さえつけられ、浴衣の襟と裾を乱暴に開かれた。
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