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18歳以上ですか?
22にしおりをはさみました!
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朝の微睡みの中、巫女都と正太郎は互いに身を寄せ合いまだ眠っている。
あの後、巫女都は歩く事もままならず、正太郎に運んでもらって離れの浴室に一緒に入り、シャワーを浴びて後処理をした。
巫女都は情事後の敏感すぎる感覚のせいで、後孔から精液を出す正太郎の指に感じてしまい、羞恥で顔を真っ赤にしながら、時々艶かしい声を上げていた。
そんな巫女都を見て、復活の兆しをみせる己の性器を正太郎は内心で叱咤しながら、甲斐甲斐しく世話をしその後寄り添って眠りに付く。
そんな幸せな朝は、急な怒声で終わりを告げる。
「いつまで寝てるのっ!起きなさいっ!!」
「 うわっ!!?」
「 っ!?....っ、...いたぁ、」
琴子の一喝で正太郎は飛び起き、巫女都は起きようとしたら身体の痛みに襲われ腰を擦りながら悶絶する。
「まぁ、見たところ、無事既成事実は結んだようね。宜しい。じゃあ、巫女都はそのまま休んで、正太郎は境内の掃き掃除!とっとと支度しなさい!」
琴子の言葉に2人ともポカンとなったが、琴子が正太郎に作務衣を投げて寄越し、「それに着替えて早く行く!」とまた一喝されて渋々それに従った。
境内の掃除を終え、離れで休む巫女都の所に戻ると、巫女都が横になる布団の側に琴子と芳美が居て、何やら3人で楽しそうに話をしているのを見て正太郎は固まった。
「......何してんの?」
「 んー?報告会?」
恐々聞くと巫女がキョトンとした顔でそう言うのを聞いて俺は凄え慌てる。今の時点で報告する事があるとすりゃ、昨日の事だけだ。
「報告せんでいい!!」
焦る正太郎に構いもせず、琴子は呆れたように言う。
「正太郎、初回から中で出しちゃダメでしょー。巫女都が孕んだらどうしてくれんのよ?」
「......面目無い。でも巫女は孕まないかと....。」
「 黙っらっしゃい!!」
「...........はい」
琴子の言い分に恐る恐る反論したが、結局一喝されぐうの音も出ない。おばちゃんは無敵だ。
「いきなり中で出しちゃうなんて血なのかしら?お父さん譲りでやーね。巫女ちゃんが男の子で本当に良かったわぁ。」
学生だったしあの時は焦ったねっ!等と芳美と琴子がキャッキャと昔話に花を咲かせていると巫女都はわー!と目を輝かせた。
「正ちゃん、おじさんも一緒だって!凄いねDNAって!」
「.......ソウデスネ。」
色んな意味で凄げぇ微妙.....。
今迄を振り返り、これからを危惧した正太郎は巫女都に言う。毎度毎度これじゃたまんないから。
「巫女、いちいちババアS´に俺達が何したか報告しなくていいからな?」
「分かってるよ。言うの恥ずかしいもん...。けど、まぁ、今日は仕方ないよね。届け出だすの遅くなっちゃうと困るしね?」
困った様に言う巫女都の言葉に疑問がわく。
「......届け出?...何の?」
「...初めてエッチしたら、役所に届け出だすんでしょ?...正ちゃんは初めてじゃ無いからあれだけど、...僕は初めてだから、」
もじもじと恥ずかしそうにする巫女都に正太郎はめをパチクリする。
「......出しませんけど。」
「えっ!?そうなのっ?? だってママとよっちゃんが、」
巫女都が驚いて二人を見ると「あーあ。」と二人はがっかりする。
「 バレちゃった!正太郎、巫女ちゃんにバラしちゃ駄目じゃない。」
「 正太郎のせいで違う手考えなくちゃいけなくなったじゃない。これで巫女都が何も話してくれなくなったら恨むわよ?」
とさらさら悪びれもしない。二人の悪巧みにまんまと騙された巫女都が「正ちゃんごめんね」と謝り、「でも、」と続ける。
「正ちゃんとの事、嬉しかったからママとよっちゃんにこの嬉しい気持ち、話せて良かったかも。」
そうはにかんで言う巫女都に正太郎も幸せな気持ちになった。
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