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30 誰か褒めてにしおりをはさみました!
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30 誰か褒めて
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遙side
「キスされた日、起きてたよ。
それからずっと思い出す度ドキドキして、また撫でてくれないかなとか、また抱きしめてくれないかなとか、そういうので頭いっぱいで…」
俺の気持ちを知っても、ココは怖がりもしなかった。
むしろ俺と同じで意識してくれていた。
それのせいで、俺の下心が変な気起こしそうでヤべんだけど。
もっとココに触れたいと思う欲求が大きくなる。
「じゃあ、もっと触ってもいいか」
「ん……触って」
「……キスしていいか」
なんてことを言ってしまったんだ俺っ。
ちょっと、ムラムラが襲ってきてヤバイのは分かってるが、ダメだろがっ。
『子猫の飼い方』の本にも、何でもがっついてすると怖がらせるから要注意って書いてあっただろ!
でも、今すぐ押し倒したいほどムラムラしている。
理性を総動員して、なんとかココを抱きしめているままの俺を誰か褒めてくれ…。
「あ、そ…っ!えっと、だ、だめ…もっと欲しくなっちゃうから……っ」
恥ずかしいそうにもごもごと言いながら、俺の胸に顔を埋めてしまったココ。
な、なんだこの生き物は……頭がくらくらする。
もっと欲しくなるからという理由でキスを拒まれた事が過去にあっただろうか。
それは否だ。
俺のモノは軽く勃ちあがっていた。
ココと暮らすようになってから、思春期の頃並みの敏感な反応を示すようになった俺の愚息。
中学生のガキか俺…。
いい加減慣れろよ。それと、そんな興奮すんな。
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