アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
11にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
11
-
「んっ…」
彼の手が、身を包むものを失って無防備にさらけ出された僕の身体を撫でる。
お世辞にもスタイルがいいとは決して言えない僕の身体を、本宮くんは興奮した様子でまさぐってきて。
「将吾さん、好き、大好き」
先週“言い過ぎてウザがられたくないから、我慢してるだけ”と言ったのは本当だったようだ。
顔中にキスを降らせながら、そう囁いてくる。
その声音が、彼の情欲の深さを物語っていて、僕の興奮を煽る。
「本宮くん…」
堪らず彼の逞しい背を抱き寄せて名前を呼ぶと、自分の声の掠れに羞恥が増す。
こんなはしたない声を出してしまい気持ち悪くないだろうかと心配になるが、所詮は取り越し苦労で。
「もっと呼んで?」
甘えるようにねだって抱き締めてくる彼の中心が、僕の太股にあたった。
そこは、もう熱を持っていて、その存在を主張している。
こんな僕の身体に触れて反応してくれていることが、恥ずかしくもあり、嬉しくもあった。
「本宮くん…!」
「ん」
感極まって乞われるままに彼を呼ぶと、キスがどんどんと下へ降りていく。
耳から首へ、首から鎖骨へ、そして僕の膨らみのない胸元へ。
始め胸元を啄んでいた唇は、やがて小さな胸の突起を捉える。
「ぁっ…」
思わず漏れた声が恥ずかしくて、必死で口元を押さえるが、それはすぐに制止される。
「将吾さん、ダメ。
ちゃんと聞かせて?」
強制的に僕の腕は、胸元にある彼の頭を抱き寄せる位置に移されて。
彼がそこを啄む度に、反射でギュッと抱き締めてしまうから、余計に胸の突起が刺激される。
「も…ゃだぁ…」
もっと決定的な刺激が欲しくて、もどかしくて、頭がおかしくなりそうで。
自分でも訳が分からないままに無意識に漏れた言葉に、本宮くんが微笑む。
「ん、分かってる。
ちゃんと気持ちヨクしてあげますね」
そう言って僕の中心へと手を伸ばした。
「はっ…ぁっ…」
まだやわやわと触れられただけなのに、快感が全身を駆け巡る。
ビクリと跳ねた僕の反応に気をよくしたらしい。
本宮くんが少しずつ僕を高めていく。
本能が快楽を求めて、自ら腰を擦り付けるように動いてしまうと、相変わらず胸の突起を吸い上げていた本宮くんが、フッと笑った気がして、一気に羞恥心に苛まれる。
はしたなくて、恥ずかしくて。
でも、止めてほしくなくて。
「僕ばっかり…やだ…」
泣き声にも似た声で訴える。
「じゃあ、将吾さんも触って?」
その口調は甘えるようで子供っぽいのに、彼の取った行為は、僕にとってはとても卑猥なもので。
僕と彼の腰の高さを合わせ、その高ぶりを僕のそれに押し当てて。
それまで彼の頭を抱き寄せていた手は、擦り合わせられた二本の熱に、からめられる。
僕の手の上から、本宮くんの大きな手が被さる。
「んっ…! ゃっ…!」
ぐちゅぐちゅと湿った音が、響く。
手の中の二本の熱が、ドクドク脈打つ。
お互いに言葉を無くし、荒い息遣いと激しい手の動きで、互いの快感を伝え合う。
「だめっ…本宮くん…!
イッちゃう…」
気持ちイイのを通り越して、涙が流れる。
「いいよ、一緒に…」
涙を舐め取られ、深く口付けられ、激しく追いたてられて。
「んっ…ぁあっ…!」
「んっ…」
あられもなく喘ぎ声を上げると、本宮くんも小さく息を詰めて。
次の瞬間には、僕のお腹から胸にかけて、大量の白濁が飛び散った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
68 / 131