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18歳以上ですか?
17にしおりをはさみました!
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17
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・・・もしも。
あいつに気持ちを伝えたら。
「貴女に触れたい。この胸に抱きしめたいのです。」
おそらく拒まれるだろう。
いや、もしかしたら、俺に気を使ってOKの振りをするかもしれない。
でも、それは拒まれるよりもっと辛い。
だからやっぱりこのままでいい。
ずっとずっと変わらないことも・・・幸せのひとつだと思うから。
あいつの少し前を、行けるところまで行こう。
そしてあいつが追いついて来たら、肩をならべて歩こう。
ああ、それも楽しみだな。
あいつは俺の隣で、どんな表情を見せてくれるだろうか。
どんな演技をするんだろうか。
ふたりで高めあい、行き詰まったときには支え合って。
そしてもしもあいつが、俺を追い越す日が来たら・・・・
その時は、羽ばたくあいつの背中を、笑って見守ってやろう。
「・・・私の、魂のすべてが、貴女でなければだめだと叫んでいる。」
最後の台詞を言い終えたとたん、台本ではなく自分の想いに感極まって涙が一粒こぼれた。
いつのまにか。
これほどまでに藤川に心奪われていたなんて。
今はっきりと自覚した。
俺は、藤川に恋してるんだ。
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