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クリスマスは延期
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「祥もっと気持ちよくなって」
「んぁあっ! も、なお……っ、無理ぃ」
「祥……、好き」
「おれ、も……ああっ……好き、だよ……っ」
熱い
熱くて熱くて頭がクラクラする
俺はお酒飲んでもないのに
直輝の肌から伝わる熱で
直輝から降り注ぐ視線で
頭の奥が痺れ出す
お腹の中からこみ上げるみたいに
直輝が好きって気持ちが溢れ出して
優しく耳元で囁かれる度にキュンって心臓が締め付けられて苦しい
「ああっ、や、ぁ……も、直輝……ッ!」
「っ、く……」
「お腹……熱……」
「祥まだ寝ないで、起きて」
「なお、き」
そう言った直輝が俺の中で果ててから休みなく腰を打ち付ける
今、イッたばっかなのに
本当呆れるほど絶倫な直輝はまだまだ元気そうだ
今度は抱きしめられたままお風呂の中に二人揃って崩れ落ちるように座り込んで
体が突き上げられる度にお湯は跳ね上がって、挙句に直輝のモノと一緒にお湯も中へ入ってきて苦しい
「ひゃあっ……! ま、っれ……お湯ぅ、入ってうからぁ」
「ふはっ、祥喋れてない……気持ちいい?」
「うんっ……! うん、っはあ、あんっ! きも、ちぃー」
向かい合って座ったまま、
俺が乗っかってるせいでもっともっと深くに届く
その度にビリビリ電流が走ったみたいに
絶頂を迎えてもう身体にまともに力が入らなくて抜けていく
「あっ、んんっ! は、うぅっ、んー」
「祥クリスマスごめんね、っ、一緒にいれなかった」
「だいじょ、っん、ぶだから……ッ!」
ああそっか、わかった
直輝酔ってるんだ
だからこんなに体が熱くて
こんな甘えた表情して切ない声なんだ
直輝も酔ったりしちゃうんだな
なんか意外だ、可愛い
愛しいって全身が訴えかけている
悲しくて泣いてるんじゃなくて
好きで堪らなくて涙が零れる
「イッちゃう……! なお、っき……ああっ!」
「俺も、ッ」
「中らし、て……直輝一緒、イきたいっ」
ガクガク体を揺さぶられて意識が朦朧とし出す
お腹の中で直輝の熱を感じたのと同時に
俺も白濁液を吐き出した
そのまま甘すぎるくらい優しくキスをされて
ポカポカとお腹の中に直輝の熱を感じたままもたれかかるようにして意識を手放した
「ん……」
ぽや〜とする視界の中、
スヤスヤ眠っている直輝が写る
お風呂入ってたら急に帰ってきた直輝が入り込んできて、それで……
そうだ直輝少し酔ってて
いつもより可愛くてそれから
それから……なんだっけ……
眠くて暖かくてうまく頭が働かない
俺の背中に腕を回してぎゅうっと抱きしめたまま直輝は眠っていて
鼻腔いっぱいに直輝の匂いがして
胸がキュンって締め付けられる
もう十分なほど抱きしめられているのに
それでも足りなくモゾモゾと布団の中を移動して
俺も直輝の背中に抱きつくと
大きな胸に顔を埋めて目を閉じた
次に目が覚めた時には
隣に眠る直輝は居なくて
代わりに綺麗な達筆の字で
シンプルなメモ書きが残されていた
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