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【VD番外編】小栗雅治の苦悩 9
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もう、天性のエロだと思う。
もしこれが、俺のためだけの顔なら、俺は命をかけてもこの顔を、この子を手に入れたいと思う。
一生、俺のものにしたい。
繋がった部分から、まるで血液をやり取りしているような錯覚に陥るほど、俺は陸と一つになっている。
「ああっ!ん!待ってェ……いく…いっちゃう、からぁ」
その声に、腰から全身に電流が駆け巡る。
「ああ!…シャツ、汚しちゃう……だめぇ!」
「っ…いいよ。イッて?」
眉根を寄せた陸が、短く息を吐きながら甘く声を上げた。
「はあ、んッ!…イくぅ!…アァッ!」
脚を震わせながら、陸の孔が収縮する。
「っ、ク!」
その感覚に、俺も持ってかれそうになる。
じわりと、シャツに染みが浮き出た。
「あっ!…シャツ…ごめ!……あっ!あ!」
「ッツ…ぅ…気にするな」
エロい。
俺のシャツを着て、こんな姿で絶頂を迎える陸。
その唇に、食いつくようにしてキスをした。
「ん、んぅ…」
甘くて柔らかい唇。
その吸い付くような気持ち良さに魂を吸われそうな気さえする。
動きを止めて陸の背に手を回し、身体を起こす。
対面座位で抱きしめると陸も抱き返してくれた。
身体が密着して、気持ち良い。
「ね?…あのチョコ…食べなくてどうするの?」
突然耳元で、陸がそう囁いた。
「チョコ好きの姉貴にやるよ。…昔から、そうしてる。…俺の代わりに姉貴がお返しを準備してくれるんだ」
迷ったけど、正直に言った。
「そっか…」
「陸が嫌なら、お返しなんてしないよ?」
陸がヤキモチ妬くなら、姉貴の呪文なんて、無視してやろうと思った。
「それは、ダメッ!ちゃんとしないと。…でも」
「でも?」
「やっぱり、あんなにもらうの………いやだ」
最後、消え入るような声で言った、その本音が…とても嬉しかった。
あぁ、これは、独占欲?
その、愛されているという実感に、更に陸を抱き締める。
陸がこういう我が儘を言ってくれることは、なかなかないから。
「あっ!…へ、変なこと言って…ごめんなさい。気にしないで?」
「いや……分かった。…来年から、なるべくもらわないようにする」
「えっ?でも、もらうの会社の人からでしょ?…はぁッ…ん……立場、悪くならない?」
「そーゆーの、陸は気にしなくて良いから…」
本当にこの子は優しい。
俺の心も身体も満たす。
はだけたシャツから僅かに見えていたピンクの突起に口付けた。
「んっ…あ!」
ダイレクトに腰に響くその声を合図にして、俺は再び陸の中に自身を穿つ。
クチャ、グチャと粘着質で卑猥な音がする。
「あ、あん!…も、ッ」
俺に揺さぶられて喘ぎながら、陸がシャツのボタンへと指を這わせた。
一つ、ボタンを外す。
俺の動きによって、はらりとシャツがはだけて、肩が…胸が露わになる。
「…っ!」
その姿に、ゴクリと唾を飲み込んだ。
陸が、喘ぎながらも、更にボタンを外していく。
…なんだこれ?
こんなエロいストリップ、俺は知らない。
「はッ…あ、っ…あンンッ」
徐々に露わになる、肌。
ヤバい。
ヤバいだろ?
もう、この子、どうしてやろうか?
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