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【番外編】小栗雅治、語る …4
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薄明かりでも分かる、潤んだ瞳。
乱れた髪。
肩紐がズレて、むき出しになった鎖骨。
めくれてしまったキャミソールから見える素肌と、身体のライン。
レースに透けるへそ。
レースのパンツから投げ出された生足。
そのパンツは、男物とは違って、ピッタリと陸の形を浮き上がらせる。
そして、その女物の下着に収まりきれずに飛び出した陸の…
あぁ。
「んぅっ!」
噛み付いた。
いや、噛み付くように陸にキスをした。
そして、体重をかけて陸の身体に俺の身体を密着させる。
全てを全身で感じられるように、陸をかき抱く。
ハッキリ言って、俺の頭は正常に機能していなかった。
理性は完全に吹っ飛んで、欲に身体が乗っ取られる感覚。
陸が欲しい。
全て欲しい。
全て…全て…俺のモノに…
グリグリと合わさる中心は、俺の意思を離れて陸を求めている。
ふと、俺は獣だな、何て言葉が浮かんだ。
それと同時に、頭の中で誰かが囁く。
…違う、と思いたいのに、もう否定できない。
俺は結局のところ、ただのバカな男なのだ。
このエロい下着に…
興奮したんだ。
「陸(の下着姿)、最高」
俺にはそんな趣味はない、と大声で否定したいのに、できない。
その証拠に…見ろよ。
俺、下着を脱がさずに、下着の隙間から指を挿れてる。
脱がした方が楽だって分かってんのに、脱がすのが勿体なくて。
昔見たAVでは、着衣のままとか全然興奮しなかったのに。
…クッソ。
やっぱ、次会ったら、ヤマ、殴る。
「はっ!あ!…やっ!恥ずかしっ!…ん、ん!」
やっぱり、陸の声は、いつも以上に艶がある。
…のは、俺の妄想かもしれないけど。
キャミソールを少し下げて、ツンと飛び出た乳首を口に含んだ。
甘い香りのする陸に夢中で舌を這わした。
指は陸の下の穴を慣らす。
クチュクチュと聞こえて来る音でさえ、いつも以上にいやらしく聞こえるのは何故だ。
「や!そ、そんなこ…とっ、あ!…やぁ!」
陸がビクビクと反応しながら、少し抵抗する素振りを見せた。
「ん?嫌?…やめる?」
胸から顔を上げてそう聞くと、目に涙をいっぱいためた陸は、眉根を寄せながら少し戸惑ったあと、小さく首を横に振った。
…俺、何て変態チックなプレイしてんだろ。
陸の反応全てが、俺をどんどん追い詰める。
急に我慢できなくなって、空いてる手で、自らのモノを取り出した。
痛いくらいに張り詰めて、すぐにでも弾けてしまいそうだ。
「陸、もう、いい?」
動かしていた指の動きを止めてそう聞くと、陸が「ぅ、ぅ」と小さく唸った。
目に涙が溜まってるのは、恥ずかしいから?
それとも、本当に嫌だから?
…あぁ、ダメだ。
どちらにせよ、今の俺には、自分を止める術がない。
陸の中から指を抜いて、下着を大きくずらした。
そしてそこに、俺のモノを押し付ける。
「いい?」
ノックする様に腰を動かすと、それだけで感じたのか、陸が可愛らしく声をあげた。
「…いい?」
もう一度聞くと、口をギュッと結んでから、小さく頷いてくれた。
…様に見えた。
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