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38、1人目のNo.1プレイヤー
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紫「え?え?なんで?なんで室ちんがいるの?」
紫原はあきらかに動揺していた。
赤「キミは確か、敦のチームメイトだね?」
赤司が氷室の前に立つ。
氷「あぁ。まさかこんなかたちでキミ達に会えるとは思っていなかったよ。」
あいかわらずの笑顔だ。
紫「ねぇ。室ちん。なんでここにいるの?」
紫原は一旦落ち着き、再び氷室に聞いた。
氷「ん?それは俺がこの町のNo.1プレイヤーだからだよ。」
紫「そんなの見れば分かるよ!なんで!なんでゲームの中にいるのかって聞いてんの!」
紫原が珍しく大きな声を上げた。
そりゃそうであろう。
今まで共に戦ってきたチームメイトが、なぜかゲームの中に倒すべき相手として目の前にいるのだから。
氷「命令されたからかな。」
平然と答える氷室。
紫「っ…なにそれ…」
紫原は何がなんだか分からなくなって
何も言えなくなった。
青「…なぁ、お前…テツのこと知ってんのか…?」
少し沈黙が続いていたが青峰が氷室に問いた。
氷「テツ?……あぁ、タイガのところの黒子くんか…。うん、知ってるよ。」
キセキ「え!?」
全員が目を見開く。
緑「なら話しが早いのだよ!黒子が今ここの王に攫われている…協力してくれないか…?」
氷「…それは無理かな。」
青「なんでだよ!?テツがひでぇめにあってんだぞ!?助ける気とかねぇのかよ!?」
青峰が氷室の胸ぐらを掴んだ。
青「頼むよ…せめてテツが何もされないように…」
氷「それも無理。」
氷室が青峰の言葉を途中で切った。
青峰が氷室の胸ぐらを離し、フラフラと離れた。
紫「な…んで…なんでよ!室ちん!黒ちんは…黒ちんは俺達の…!」
紫原のいきがつまる。
氷「いくらアツシのお願いでも聞けないかな。」
ごめんね。とニコッと笑う。
黄「…聞いていいッスか…?」
氷「ん?なに?」
黄「…あんたは…敵…なんすか…?」
黄瀬がおそるおそる聞く。
氷「ははっ。そーなるね。」
氷室は普通にそう答えた。
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