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67、2人目のNo.1プレイヤー
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キセキside
黄「な!黛千尋って洛山の!!」
赤「…やはり…黛さんだったか…」
青「あ?赤司…気づいてたのか?」
赤「…ぶつかった時…どこかで聞いたことのある声だと思ったんだ…まさかとは思ったけどね…」
赤司の顔が少し歪んだ。
誰も分からないくらいに少し…
だが紫原はそれに気づいていた。
なんせ、経験しているからだ。
No.1プレイヤーが自分のチームメイトということを。
紫「赤ちん…大丈夫?」
赤「…すまない…敦…大丈夫と言いたいところだが…少し気持の整理が必要だ…」
緑「赤司…行くか…?黛千尋の元へ…」
彼は外で待っている。
そう考えると背中に少し汗が流れた。
赤「…あぁ。行こうか…」
ーーーーーー
ーーーー
緑「すいません!遅くなりました…」
全員店の外に行き、
緑間がフードをかぶっている男に声をかけた。
赤「……黛さん…」
黛「…おせーよ……赤司…」
黛は後を振り向き、少し不気味に笑みを見せた。
赤「黛さん…ねんの為に確認します…あなたがNo.1プレイヤーで……僕達の…敵…なんですか…?」
黛「そーだ。」
黛は考えもせず、赤司の質問にすぐ答えた。
青「じゃぁテツのことも知ってんだな?」
黛「あたりまえだ。あの姿には少々驚いたけどな。ま、あいつの命令を聞かなかったんだし…しかたねーんじゃねーの?」
あいつとはシェアのことであろう。
青「てめぇ!」
黄「ちょ!落ち着いて!青峰っち!」
黒子のことになるといつも暴れる青峰を
どうにか黄瀬が止めた。
黛「てか俺試合日決めたいんだよ。お前らもだろ?明後日でいいか?」
黛は顔に表情をうかべず、すんなりと試合の話に変えた。
赤「…明後日で大丈夫です。お時間を頂いてしまいすいませんでした。黛さん。」
黛「あぁ。んじゃ俺行くわ。コートはこの店の裏にあるでけぇとこな。夕方の4時頃に来い。」
手をひらひらとふりながら帰っていった。
青「……黄瀬…いいかげん離せよ。」
黄「あ!すんませんッス!」
黄瀬はおさえていた青峰を離した。
なぜか今日吹いている風は冷たかった。
ゲームの世界に暑いも寒いも感じられないというのに…
赤「…帰って練習するぞ。全員覚悟はいいな?」
そう言って赤司は歩き出した。
緑「!おい!赤司!…ったく…帰るのだよ…」
緑間に続き他のキセキも帰っていった。
このとき、赤司の様子がおかしかったのは
言うまでもない。
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