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Look at me!!! 4
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烏野との練習試合は負けた。
俺が途中からの参加だったとはいえ、俺無しで戦えるチームでないといけない…。
そんな事を考えていると、メールの受信音が鳴った。
差出人は、…飛雄。
及「何だろ…。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――
To 及川さん
From 影山飛雄
今から出てこられませんか。
北川第一で待ってます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
え、ちょっと何怖い。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
To 飛雄ちゃん
From 及川徹
別に、いいけど。
30分くらいで行く
―――――――――――――――――――――――――――――――――
若干の恐怖を感じつつ、俺は飛雄の誘いに乗った。
及「なぁに飛雄ちゃん。こんな懐かしいとこ呼び出してくれちゃって。」
真っ黒な飛雄の真ん丸頭に、黒いジャージ。
飛雄と闇の境界線がわからないほど、日は暮れていた。
影「…………きです。」
及「え?」
伏しがちだった顔を、バッと一気に上げた。
影「俺!!及川さんの事嫌いなはずなのに…っ、すげぇ好きみたいです!!!」
その顔は、暗闇の中でもわかるほど真っ赤だった。
飛雄のこの様子からして、尊敬や憧れのそれでは無い事が見て取れる。
影「及川さんが俺の事嫌ってるのは知ってます…っ!だから、フッて下さい!!モヤモヤして、試合とか集中できないのやなんです!!」
ちょ、言い寄りすぎだから。
飛雄、近いから。
それに急展開すぎて及川さん着いてけない。
てゆーか何それ。
俺が飛雄をフる?
そんな訳無いでしょ…。
―――――――――――――………ずっと、待ってたんだから。
及「フッてなんかやんないよ。飛雄のばーか。………遅いよ、飛雄」
べぇ、と舌を出して罵って……それから嬉しくて笑ってしまった。
飛雄はそうやって俺の事でモヤモヤしてればいいんだよ。
これは、俺をこんなに長く待たせた罰なんだからね…?
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