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二人を引き裂く訪問者【side/椎名 春馬】にしおりをはさみました!
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二人を引き裂く訪問者【side/椎名 春馬】
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は………恥ずかしすぎる……
子供みたいにわぁわぁ泣きじゃくって
『色々嫉妬してました僕』って
間接的に言ってるような
感じになってしまった ………
『付き合ってください……』だって
もう一度、言ってくれないかな……
先輩の顔を見れなくて
ずっと抱きついたままの僕を
先輩はいつまでも
ギュッと抱き締めてくれた
幸せだ………
「で?返事は?」
「………………どうしようかな」
先輩は弾かれたように
僕を引き剥がした
「はぁ!?そこは可愛らしく
『うん』とか『僕も好き』とか
照れながら言う場面だろーが!」
「言われるまでに時間がかかったのに
すぐに返事したら
なんかムカつくじゃないですか!」
先輩は僕の腕を掴むと
放送で使う機材の上に
僕の体を乗せ
覆い被さった
「オンエアにして抱かれたくなかったら
今すぐ返事しろ」
え?
それって…………
公開プレイ?
「そ、そんな脅迫………ぁんっ!」
先輩の潤った綺麗なピンク色の舌が
僕の首筋を這っていく
「あぁ………っせんぱ………」
技術室で感じたような
甘く快美な刺激で
僕の体はビクビクっと痙攣した
それを楽しむように
首をどんどん昇っていき
先輩の唇が耳元に辿り着いた
「言えよ」
低く囁かれて
ぞわっと鳥肌が立つ
脳細胞に響く凄く良い声………
僕を舐め回す先輩の唇も舌も
僕を抱きしめるしなやかな腕も手も
僕を連れ去る長い足や
こうして心を奪う声や瞳
心の隅々まで
全て僕だけのも…………
『ガチャン………キィ……』
重々しい放送室のドアが開いた
先輩と僕は
ハッとそちらを見る
「失礼するよ」
そう言って現れたのは
今朝見たような
薄ら笑いを浮かべた
坂崎先輩だった
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