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75 (R18)
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「う……ん、あぁっ、あ」
「怪我はしてないみたいだけど……まだ痛い?」
「やだ、違う…そこじゃなっ、ああっ」
「あ、ここちょっと腫れてるね」
リカちゃんの指が中のいいところを掠める。腫れていると言った膨らみを指の腹で撫で、さも心配しているかのような表情を浮かべる。
「このっ、性わ…ひっ、あ」
指の先の先の、少し硬いところが当たり、俺は腰を跳ねさせた。その衝撃で、俺の性器から透明な雫がシーツへと垂れる。
「もうやだ…っ、やだ、や…んあっ」
どうしてそんなに楽に入るのか、いつの間にかリカちゃんの指は2本に増えていた。それがわかった理由は、中のいいところを指で挟まれたからだ。
執拗に狙われたその膨らみ。そこを刺激される度に声が出て、先走りが垂れる。
違うって、そこじゃないって言っていたはずが、口からは続きを求めるセリフばかりが出てしまう。
「っは…んんっ、あ、や…やだ、もっと」
「痛いのにもっと?変な慧君」
「やっ痛くな…から、もっと奥…」
ぐずぐずと鳴る後孔と、内腿を垂れていく謎の水滴。それがリカちゃんの唾液なのか、俺が出したものなのかわからない。
熱く火照った肌を伝う雫が、冷たいのか温かいのかもわからない。
わかるのは、もっと奥まで欲しいってことだけだ。
「リカちゃんっ、もっと…もっと奥、早く」
腰を揺らして催促すると、背後から覆いかぶさるように肩に噛みつかれる。けれど痛くない。
痛くなくて気持ちいい。気持ちよくて堪らなくて、もう本当に堪らなくて…もっと欲しくなる。
「は、やく…リカちゃん、欲しっ、から」
「慧君は俺を殺す気なの?」
「なんで?」と訊ねる前に反転させられた身体。勢いよく後ろから指を引き抜いたリカちゃんが、俺の手を自分の服の中へと誘い、素肌に直接触れさせる。
トクン、トクンと速いリズムで打つ胸の音が、手のひらから伝わってくる。
「……すごく速い」
「わかる?お前の一言で、こんな風になっちゃうぐらい好きだって。欲しいって言われると、嬉しくて嬉しくて…もう、たまんないね」
体温が低いはずのリカちゃんが熱くなっていて、その温度と心臓の音が相まって胸がグッとなった。
何か言おうとしても言葉が思いつかない代わりに、空いた方の手でリカちゃんの頬に触れる。
困ったように笑ったリカちゃんが一言。
「あんまり俺を喜ばせんな。こんなにドキドキしてたら、すぐ死んじゃうだろ」
「死っ……や、やだ!」
「俺もやだ。だから慧君は安心して我儘言って、ずっと俺を困らせてくれたらいいよ」
こうして俺の欠点を受け入れるだけじゃなく、それを好きだって言ってくれるから、リカちゃんはズルいと思う。
それと同時に、やっぱり好きだなあって実感する。
「リカちゃんが………好き、かもしれない……いや、多分そうなんだと思う。多分……ううん、多分じゃないけど」
自分でも何を言ってるかわからない言葉。
それに対して「そんなので国語の先生になれんの?」って笑ってくれたリカちゃんが、俺はどうしても好きだ。
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