アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
180
-
そこからはリカちゃんへの質問タイムが始まる。
「先生の好きな食べ物と色はなんですか?」
「は?それ2つ聞いてねぇ?」
「いいから答えて答えて」
「…………好きなのは麻婆豆腐、色は黒」
リカちゃんは麻婆豆腐が好きなのか…今度、美馬さんか桃ちゃんに作り方教えてもらお。
いや待て。麻婆豆腐って料理超初心者でも作れるのか?
「んじゃ彼女は?!何人いんの?」
「アホか。恋人は1人に決まってんだろ」
「あ、いるんだ!」
「……まぁな」
囃し立てる声の中、俺は1人赤い顔を隠すのに必死になる。
彼女じゃなくて恋人…って俺だよな?改めて言われると恥ずかしい。
「その子のどこが好き?」
「お前それただの野次馬だろ」
「早く答えてよー。時間押してんだから」
「…チッ。あー…一途で可愛くて従順なとこ」
多分さ…俺、もう赤い顔隠せてない。
その証拠に前の方の歩はニヤニヤこちらを見てるし、後ろの拓海は「おぉ!」だとか「きゃー!」とか悲鳴をあげている。
「次は今日のパンツは何色?あ、靴下も!」
「だからそれ聞いてどうするんだよ?」
「興味!!」
「…え。下着は基本的に黒で靴下はー………黒、だな」
嘘つきリカちゃん。
今日もどうせ動物シリーズのくせに。
自己主張とか言いつつ格好つけだから照れるんだよね。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
180 / 1234