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Je marche la vie avec vous. 6
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「おはよう」
昨夜はキスで蕩けきったアルが可愛くて、ミカは抱き潰しそうになるのを何とかとどめた。
それでもアルは体が怠くて、声も掠れ気味。
恨めしそうに見上げてアルは「おはよう」と返事をした。
朝食をとり、チェックアウトして帰宅する。
乗り込んだTGVの中で2人は昨日撮ってもらった写真を見ていた。
「ねぇ、アル、来年もここに来る?」
「ん?」
「そしたらさ、今度はアルにはウェディングドレス着てもらおうかな」
「は!?」
にこにことそんなことを言うミカに、アルは危うく写真を落としそうになった。
「何色がいい? やっぱり定番の白? ピンクとかも可愛いよね」
「いや、着ないから」
「どうして? きっと似合うよ?」
なんで喜色満面なんだ!
「無理」
「いいじゃん」
「絶対着ないから!」
「え~。あ、ミニもいいよね」
ひとり悦に浸って、何を言っても無駄そうなミカに、アルは呆れて無視を決め込んだ。
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