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蛇の本能
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「うう……ん」と
燐は、布団のなかで覚醒する
騰蛇の胸に抱き込まれており、
燐が覚醒すると
騰蛇は、眼を開ける
「燐。今日は我が眷属の食餌に行くが、共に行くか?」と
騰蛇は、問う
「人間を食べるところなんか見たくない……行かない……」と
燐は、強く拒んだ
「くっくっ。
趣向がある余興なのだがな。
悲鳴の鎮魂曲が響き、
血の香りが香しい」と
楽しそうに、深紅の眼を 細めながら笑う
騰蛇であった
「俺は、疲れたから休むから」と燐は言い、
布団に潜ってしまった
「日が変わるまでには、帰ってくるが、遅くなるゆえ、今日はゆっくり休め」と
騰蛇は、燐の着物の裾を たくし上げ、大腿を撫で上げたのだった
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