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告白と世話
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……………………え?
綾瑠は思わず振り向いた
綾「っ!!」
振り向いたは良かったが、思った以上に2人の顔が近くにあった
綾「あ…え、っと…それは、何かの間違いじゃ…」
あの時の手紙のアレも弟みたいなものとしての好き、だよな…?告白みたいだったけど……
風「んなわけあるかっ!!!!」
綾「っ……」
で、ですよねー…
風翔は叫んだ後綾瑠の肩に額を乗せた
風「17年間…ずっと……どんな人が目の前に現れても
気持ちは揺るがなかった…
ずっとお前だけを思っていたんだ…
そんなのが間違えだった、なんてあるわけねぇだろ…
俺らは…俺らは本気で、綾瑠のことが好きなんだ」
雷翔は風翔と反対側、右肩に顎を乗せ首筋に顔を埋(ウズ)めた
雷「…あの木の下で会っていた頃から
ずっと、ずっと好きでした」
綾「…っ………………本気…なのか?」
兄ちゃん達は本気で俺のことを…
雷&風「はい」
ああ」
綾「お、俺男だぞ?」
風「んなの知ってる」
綾「…本当に俺でいいのかよ……」
風「綾瑠だからいいんだよ
他の奴なんてこれっぽっちも興味無い」
雷「左に同じく」
綾「…………ちょっと考えてもいいか?」
…取り敢えず一旦家に帰ろう…頭で理解出来ていても気持ちが追いつかない…
雷「……………分かりました、突然すみません
今日は此処でゆっくり休んでください」
綾「え?」
2人は綾瑠から離れ、雷翔は1つのルームキーを綾瑠に渡した
風「それはこの階の鍵な。ドアを出て右に行くと
1つの部屋があるから今日はそこ使え」
綾「有り難いんだけどさ、今日午後からバイトなんだわ
だからコレはいいよ」
考える時間とか気持ちの整理とか欲しいしな…
それに………男同士、だしな……
雷「その心配はありません」
綾「え?」
風「あー……昨日俺らで、綾瑠のバイト先に
辞めるって伝えておいた」
綾「はああぁぁぁあああ!?」
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