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フレンズ アドバイザー
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「それでシュウはどうしたいんだ?」
サガラの暴走が収まってきたところでリョウは肝心なことを問いただした。
どうしたい、と言われても具体的にどういうことを意味するのか分からない。なのでシュウは曖昧に頷くことしかできなかった。
「たとえば…ここのバカップルみたいにラブラブチュッチュしたいのか?」
「らっらぶらぶちゅっちゅなんて破廉恥だよリョウ!」
「ごはあっ!」
羞恥に震えるシュウが遠慮なくリョウの腹部にパンチを決めると、あまりの衝撃にリョウはうずくまる。
呻くリョウを無視して、サガラはシュウにどんどん質問を投げかけていく。
「んで?このままの友人関係で終わるのがいいのか?」
「ぶっぶっちゃけ、それはやだなーって…でも、どんなことしたいのか自分でも分からないんだよね」
「なるほど。つまり、今のままが、いいか。恋人同士になれば、いいのか、分からないと」
「後者なら全部解決すんだけどなー。とりあえず押せ押せ!」
「おっ押せ押せ?」
サガラからのアドバイスに、シュウはクエスチョンマークを何個も浮かべる。
ハルトを物理的に押す自分を想像し、後の報復行動に恐怖を覚えるが。
何も分かっていないシュウに大げさな動作でやれやれと一同は肩をすくめた。
「押せってのはぐいぐい迫ってみろってこと!遊びに誘ったり、必要ないほどくっついてみたり、アピールしてみろ!」
「なっなるほど…俺、迫ってみるよ!」
具体的な例を語られ、シュウは鼻息荒く拳をぐっと握り締めてみせる。
「その粋だ!」
サガラも握りこぶしを作る。
ユツキはいつものポーカーフェイスでサガラのまねをし、ちょこんと首を曲げていた。
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