アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
齟齬と真意は戀愛なりや?10
-
おかしいのは自分の方なのだ。
「じゃーボクもたんちゃんって呼ぼっかな」
「......え」
そう言うとミナミは不可思議な声を出す。
ちらりと隣を見ると、ミナミはぼけっと口を開いていた。
「なに?どしたん...?」
何か勘に触ったのだろうかと思っていると
ミナミは眉根を寄せて口を尖らせた。
「めっちゃドキドキするからだめです」
「ええ....?」
その変顔は、
もしかして照れている顔なのだろうか。
ここで真っ赤にでもなられたら、気まずくなってしまいそうなのだが
彼の照れ方がおかしくて袖野はまた噴き出してしまう。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
71 / 194