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こわいひと。12
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袖野は嫌な予感がした。
そしてこの状況は端から見ると相当に危うい。
「.....よ、よぉ〜し、とりあえずボクんちいこ、な!立てるカナ??」
袖野は無理矢理テンションの高い声を出して立ち上がった。
こちらを見上げてくるミナミは、袖野の服を掴んだまま立ち上がろうとするが
そのまま椅子から落ちて地面にへたり込んでしまう。
「...あ....れ.....?」
ミナミは自分の体が言うことを聞かず不思議そうに目を見開く。
袖野は思わず、ああ..、と天を仰ぎかけたが
服を引っ張られているので彼の傍に座らざるをえなかった。
「ええいもう抱えちゃる!」
「ふぁ...っ!?」
袖野はやけくそになって彼を担ぎ上げた。
今日は美少女戦士の衣、チャイナ服を召していないし相手が胸が半分はみ出た女性じゃないだけまだマシだ。
そう思うことにしたのだった...。
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