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18歳以上ですか?
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……
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とにかく、仕事に行かないと…
詳しい話や今後の話は帰ってきてからにするか。
にしても、瑠唯くん小さいな…
何歳くらいなんだ?
洗濯物を終えた、龍ヶ崎がリビングに入ってくる。
「なぁ、龍ヶ崎瑠唯くんって何歳なんだ?」
「3歳ですよ」
「へー、」
手も足もまだまだ、俺の手のひらに収まるか収まらないかくらいで上1枚だけでこんなに体温が高いなんてなぁ
膝の上に乗せて、ぎゅっと抱きしめる
スッポリと隠れる瑠唯くん
寒いか聞くと「あしがさむいの」と言うので
ソファの上にあったひざ掛けを掛けてあげる
こんな事聞くのも、悪いって事くらい分かってんだけど
確かめるにはこれしか……
「なぁ、瑠唯くん」
「なーに?」
「パパとママ好き?」
ふと、ご飯の準備をしていた龍ヶ崎が「ちょっ!登坂さん!」っと割ってきた
が、そんな言葉無視で瑠唯くんを見る
「すき!」
少し震えながらも、俺の顔を真っ直ぐ見てそう言った。
大きな瞳に、真っ白い肌、長いまつ毛に、ぷるんとした唇
こんなに可愛い子が、イジメにあってたって
なんでだ?
性格も良さそうな、この子が……
「パパとママと住みたい?」
「……す、すみたいの」
揺らぐ瞳に、突然の話だったがこの子がこんなふうに言うならそれでいいだろう。
新しい家族が増えたがな笑
「だってよ、龍ヶ崎」
「……っ!!」
「俺は、良いぞ。けど見るからにはちゃんと育てろよ?人形じゃないんだからな?」
「……はぃ」
泣きながら微笑む、龍ヶ崎
さっき、俺に瑠唯くんのこと言えなかったのは俺が否定すると思ったからだろう。
深瀬は、微笑み龍ヶ崎の肩をとる
2人がこの子を育てるならきっといい子に育つだろう
「ママ、おなかすいたの」
「あっ、うん!今食べようね?」
新しい生活が始まる。
登坂家に家族が増えました。
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