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眠り姫(雄哉side)
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5月の半ばある日の放課後。
入学してすぐセフレになった1つ上の先輩、市原裕生先輩。
抱きたいランキング1位だ。
先輩は男を誘惑するのがうまい。
タチの間では小悪魔だと騒がれている。
そんな先輩と今日はセックスする約束をしている。
今はセックスするためにいつも使っている空き教室に向かっている所だ。
慣れた道を歩く。
そこに行くには中庭を通らなくてはならない。
普段ここに来る人はほとんどいない。
しかし今日は違った。
そこにはベンチにうずくまって寝てるやつがいた。
素通りするところなのだが、いつもは誰もいないのにそこに寝ているやつがいたのですごく気になった。
俺は足を止めその男を覗き見た。
そして息を飲んだ。
なんという可愛さだ。
横向きに寝ているせいか重力にしたがって前髪が下に流れ落ち、顔をはっきり見ることができた。
まつ毛が女かってくらいバシバシ生えていてぷっくり膨らんだ唇。
寝ていて暑かったのか第三ボタンくらいまで開けられたシャツからは白い肌が見え、鎖骨をのぞかせていた。
一瞬にして心を奪われた。
恋をしたのだ。
しばらくぼーっとしていたが、自分が今何をしようとしていたか思い出し、高ぶる気持ちを抑えて空き教室に向かった。
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