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夢翔と俺。6
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それから、俺は帰る用意を始めた
夢翔はお出かけの用意を始める
「ゆめと〜!さっき、夢翔も食べるかと思って朝ご飯作っちゃったんだけど、今からだと食べないよね?? 捨てるのもったいないし、持って帰ってもいい?」
「どーぞーーー!」
俺と夢翔の距離は、リビングと寝室の距離だから少し大きな声で話さないと伝わらない
大きな声を出すのめんどくさ…
俺の用意も終わったし、夢翔のこと見に行くか
腰を上げて夢翔のいる部屋へと向かう
リビングから出てすぐのところできれいに身支度をした夢翔が出てきた
……夢翔の私服かっこいい、モデルだ
「なに?」
やばっ、結構まじまじと見ていたらしい……
「ううん、何もない!準備できたなら行こうか」
「うん!」
ご主人様大好きな犬みたいな夢翔
リビングから荷物を全て持って玄関へと向かうときに、本当に犬にしか見えなくてきれいにセットされた髪の毛をわしゃわしゃして横を通り過ぎた
「せっかくきれいにしたのに台無しじゃん!」
むぅ〜っていいながら俺のことをにらんでる
いや、睨んでるのかもしれないけど俺にはこれっぽっちも
痛くも痒くもない、むしろどこか可愛い…
「そんなの知らな〜い、俺んち来るだけでしょ?そんなきれいにしなくてもいいじゃん、」
「〜〜〜ッ!!」
かぁーっと顔が赤くなった夢翔を横目で見ながら靴を履いた
「夢翔早く靴履いて?置いていくよ??」
「ま、待ってよ!!」
そう言って慌てて靴を履く
置いて行かれると思って慌ててるのか、全然靴履けてないじゃん
…靴紐ぐちゃぐちゃだし
「夢翔?」
「待って!!あと少しだから…!!」
「いや、置いていかないからゆっくり履きな??」
夢翔の目の前でしゃがむと、こくりと頷いた
「あ!あとさ、」
「祐樹さんなに?」
「お昼ご飯は俺の家で食べてもらってもいい??さっき作った朝ご飯と、この前作ろうと思って買って置いた野菜とか残っててさ、俺一人じゃ食べきれないから食べて欲しくて…」
「え!いいの?!」
「夢翔がよければ全然いいよ」
「やった!!!俺、祐樹さんの作った手料理なら何でも食べるよ!」
さっきまでぐちゃぐちゃに履いていた靴もきれいに履けていて、
俺たちは一緒に家を出た
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