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よーい、ドン
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始まりはこうだ
「なぁ絶狼(ゼロ)、お前どこの高校行くんだ?」
夜の街に名を轟かせる『emptiness(エンプティネス)』
その総長である「豹(ヒョウ)」が俺を心配そうな目で見つめ
聞いてきた。
高校、なんつーもんは考えてなかったな...。
と思っているとそれに気づいたのか豹は俺の肩を
強く掴み真剣な表情で言った。
「行くとこがねぇなら俺の行ってる高校に来い」
・・・まじかよ。
「俺、高校行く気ねぇんだけど」
「お前んなこと言っても四条宮家の御曹司だろうが」
まさか豹の口からその言葉が出るとは思ってなかった。
────四条宮家とは、着物や和食、茶菓子に花道
主に日本の文化を世界に広めるためのブランドグループ。
昔は知る人ぞ知るグループだったもののTVや新聞
そしてとある国の王族から感銘を受けその名はどんどん
世界へと広がり今では知らない者はいない程に成長した。
「お前、親に迷惑かけんのは嫌いだろ」
人に迷惑なんか掛けずに生きてられっかとは思う。
だが豹の言う通り、親にだけはなるべく迷惑かけたくねぇ
「はぁ...高校なんか興味ねぇのに。豹のせいだからな」
「お前この言葉に弱ぇもんな」
「チッ...お前が行ってる学校教えろ。」
「いい子だ」
「うるせぇ黙れ気色わりぃ目で見んな潰すぞ」
「お前本当に口悪ぃな」
「糞が」
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