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もしも・・・⑤(パロです/前編)
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(もう、コレを書いて良いのか、悩みました。本編での、嵩原×大和×高橋の構図。頭の中はエロい妄想ばかり(;´д`)春様から頂いた『是非』と言うお言葉に、あ、是非しなきゃいけないんだな(°▽°)と、ずっと心に引っ掛かっておりました。大和ぉっ、ゴメンよーっ!(最初に謝っておきます)私の初の試みです。受け付けられない方は、どうかbackを……(泣))
はい、嵩原×大和×高橋です(ややエロ有りです。前編なので……)
「あれ……………………親父だけですか?」
とある日曜の朝。
高橋は、いつものように大和のマンションへ顔を出し、リビングを見渡す。
「何や………………随分と、ガッカリした顔しとんな」
珈琲片手に、ソファで新聞を読んでいた嵩原は、自分を見るや否や溜め息をついた高橋に、嫌味をチクリ。
「申し訳ありません……………………朝一は、若のお顔を拝見したかったものですから」
「お前………………謝る気ィないやろ。悪かったな、朝一が俺で」
「ええ…………………本当に」
「た…………………………っ」
高橋ぃぃ…………………っ!!
と、怒鳴れたら苦労はない。
また朝飯抜きにされたら困るので、嵩原は握った拳を下ろす。(心の中で)
高橋のメシは、美味い。
野郎二人暮らしの生活には、それは死活問題。
「ったく……………大和なら、まだ寝室や…………俺の」
俺の。
近くにあった煙草を、少し呆れながら咥える嵩原の痛恨の一言。
「………………………は」
まだ寝室や………………俺の。
俺、の。
これをサラリと言ってのけれる立場に、高橋の頭の中はスパーク。
恋人だからか?
恋人だから、言うてもええと………………?
たった一文で、昨夜は何があったか想像させる言葉に、綺麗な目も鋭さを増す。
恋人とは、嫌味な程良い御身分で!!
「ああ、そうですか。では、起こして参ります!」
やや語尾を強め、高橋はさっさとリビングを後にした。
自分だって、大和が好きで好きでたまらない。
嵩原の事は、今でも大切な人には変わりないが、大和の好きも大事。
高橋の立場は、複雑なのだ。
「……………………………嵩原のアホ」
つい、こんな事も漏らしちゃう。
色々と、我慢に限界もあるもんだ。
「………………………あ?何や、あいつ……………生理か?」
それを見る嵩原は、煙草を吸いながら首を捻る。
嵩原にとっても、高橋はいつまでも可愛い存在。
高橋がプリプリしたからと言って、怒る気はないし、腹も立たない。
喜んで(?)怒られ役に徹しよう。
「ま、可愛いから許すか…………………」
人徳とは、素晴らしい。
愛されてます、高橋。
コンコン………………………
そして、愛される高橋は、禁断の扉を早くもノックする。
禁断。
嵩原と大和の愛に埋もれる部屋。
高橋でなかったら、きっと入る事すら叶わない。
「若………………………入りますよ?」
さっきのムッとした声は、どこいった?
高橋は、とびきりの優しい声で、中にいるであろう大和へ話しかける。
「ん…………………………高橋ぃ………」
高橋ぃ。
もうキューンである。
「若……………………可愛過ぎます……………」
まだ眠そうな大和の返事に、高橋の心はギュゥゥと締め付けられる。
この声だけで、胸が熱くて狂いそう。
それを、嵩原は毎日聞いてるのか思うと、ヤキモチも針を振り切ってしまう。
ドアノブを回す手さえも、愛しさで気が逸る。
ガチャ…………………………
「高橋………………………ごめ……………も、朝やな」
「若…………………………」
ふかふかの真っ白なシーツにくるまった、輝く大和の肉体美。
全裸なのか、上半身裸なのか、高橋の目に映る範囲の大和の身体は、何も着ていなかった。
無防備にも程がある。
長い腕を枕の下へ入れ、朝日に照らされた茶色い髪を、もう片方の手でかき上げる仕草の美しさ。
日に日に、大和は男の色気を増していく。
多分それは、嵩原の影響。
あの嵩原に愛されて、伸びない男はいない。
最高の男の愛は、それだけの価値がある。
ホンマ……………どちらに嫉妬したらええんや…………。
男としては嵩原に憧れ、人としては大和に惹かれる。
自分の複雑さに口元を緩め、高橋はベッドへ手を突いた。
ギシ…………………………
「そないな格好されて………………風邪でも引かれはったら、どないするんです。もう少し、身体に気を使うて下さい………………………私かて、我慢出来ひんやないですか」
「あ…………………高橋……………ぃ」
大和の髪をソッと撫で上げ、綺麗な瞳を細める、高橋の迫る顔。
我慢出来ひん。
昨晩、嵩原の力強い身体に揺さぶられ続けたであろう、悩ましい大和の肉体。
首筋から鎖骨へ流れる美しい筋を、嵩原の唇は何度滑ったのか?
ふっくらした淡いピンク色の唇は、何度貪られたのか?
それを考えると、理性も消え失せる。
「まっ……………………待って……………ぁ……んっ」
寝室に広がる、大和の微かな吐息。
それが、益々スイッチを入れる。
「親父にも、聞かせはったんですか?………………そのええ声………………………」
高橋は大和の耳元へキスをし、軽く舌を当てた。
「は……………ぁ…………高……………」
戸惑いながらも、震える身体。
気持ちいい。
自分に感じる大和の可愛らしさが、高橋を幸せで包む。
「あかん…………って………………親父に怒られる……っ」
「…………………怒られへんかったら、ええんです?」
「っん…………………意地悪やな…………ぁ」
「はい。今の私は…………お二人に妬いとりますから」
大和は、自分を拒絶出来ない。
高橋も、それをわかってる。
本当に、大和は弄りがいがある。
愛する主を見下ろす自分の笑みに、赤い顔で困ってる大和が、また格段に男を呼ぶ。
「若……………………私の大事な若……………愛してます」
「た………………高橋……………ぁ……あ」
高橋の唇は、大和の首筋を撫でる。
愛してます。
ビクンッと揺れる振動さえも、愛しい。
ゆっくり、ゆっくり滑る感触の心地好さ。
きめ細かい肌が濡れる様に満足を覚え、高橋は大和の身体を愛撫していく。
「コラ…………………それは、俺んやぞ」
本気ではない。
本気ではないが、怒ってる?
「ぁ…は……………親父…………っ」
いつの間にか、戸口に立つ、親父様。
二人の官能的な姿に、異論を唱える。
「何や……………………気付かれました……………?」
慌てて顔を上げる大和の脇で、意外にも高橋は冷静だった。
「起こしに行ったきり、帰ってけえへんのや……………気付くわ、アホたれ」
これが、違う男ならとっくにぶん殴られてる。
いや、殺されてる?
高橋の位置って、凄いんです。
「………………………ムッツリ、高橋」
「男は皆、スケベです………………」
それを話す二人は、意味深げに視線を重ねる。
大人は、ズルくてエロいもの。
愛しい身体は、一つだけ。
(これ………………本編でもイケるんちゃうん?と思った私は、ゲスです(汗))
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