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もしも・・・⑤(パロです/中編)
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(皆様、前編ありがとうございました!!悩んだ末に書いてしまいましたが、感謝致します(*ToT)そして、誠に申し訳ありません。本編の合間に書いているので、後編では収まりきれなかったです(泣)エロ三部作って情けないけど、三つに分けさせて下さい(;-;))
嵩原と高橋。
そのコンビ、無敵。
「…………………………俺の見えへん所で手ぇ出されるより、よっぽどええわ」
穏やかな、日曜の朝。
大和の過酷な一日は、父親の素敵な肉体美を見つめる事から始まった。
「は………………………」
は。
まさに、それ。
高橋に襲われかけた大和の目の前で、おもむろにシャツの釦を外す、父親のセクシーな姿。
厚い胸板から割れた腹筋までの美しい筋肉が、開いたシャツの縦ラインから覗いて、真にエロい。
昨晩アレに、とろっとろに抱かれたばかり。
布団に隠れた下半身が、また下着の下からニョキニョキ顔を出す。
パンツ、穿いたばかりなのに!(あ、一応穿いてました、パンツ)
大和は、父親のエロい身体に釘付けになりながら、思わず布団の中で下半身を押さえた。
「親父…………ストリップでもして下さるんですか?」
嵩原のストリップ。
きっと、目も飛び出る高値が付くに違いない。
呆気にとられる大和の隣で、ベッドに座った高橋は、平然とそれを言う。
「嫌いやないやろ?………………………俺の身体」
「ええ…………………嫌いやないですよ、貴方の身体」
だって、嵩原竜也の身体。
魅惑的で、最上の肉体美。
これを目に出来る人間が、この世に何人いる?
そこに恋愛感情がなくても、美しいヤクザの全てを拝めるのなら、悦んで膝まづこう。
「いや…………………なに……………………二人共、何か怖いんやけど……………………」
エロ過ぎて。
父親と高橋。
意味深な会話を交わす二人から漂う、なんとも言えない色気。
ヤバい……………………ヤバいぞ、コレ。
大和は、ようやく身の危険を察知する。
俺…………………死ぬかも…………………。
ギシ…………………………
「さぁ、若……………………どちらがええです?」
「へっ…………………」
どちら?
しかも、戸惑う大和を尻目に、イケてる大人達は待ってはくれない。
へっ。
ベッドに片手を突き、片手を自分の顔へ添えてくる高橋の眼差しに、大和の声は裏返る。
どちら………………って、どちら!?
極道の世界でも指折りの色男を前にして、何を選べと言うのか。
「アホ言え……………………俺に決もうとるやろ」
「親………………父………………っん…んんっ!」
高橋のいる反対側へ回った嵩原の、突然の接吻。
恋人は、強し。
はだけたシャツから美しい身体を覗かせ、大和の首筋へ手をかけた嵩原は、有無も言わさず唇を奪いにいく。
「ここは、俺のモンや…………………な、大和」
「ぁあ……………っは……ん……………親………っ」
高橋が見てようが、お構い無し。
たっぷりと蜜を含んだ舌は、逃げ場もないほどに口の中を愛撫する。
「………………………愛しとる」
「は…………………ぁ…あ……」
起き上がろうとした大和をベッドへ押し倒し、囁く甘い声が、瞬く間に我が子を淫らな世界へ堕とす。
抵抗も出来ない。
嵩原を見る大和の表情は、あっという間に高揚感に浸る。
キス一つで、実の息子をここまで手懐ける。
酷い親がいたもんだ。
「いやらしいお人や……………………それ、今見せつけます?我慢出来ひんやないですか」
目の前でこれ見よがしに見せつける、嵩原と大和のラブラブっぷり。
我慢出来る訳がない。
高橋は自らのネクタイを緩め、呆れたように嫌味を漏らす。
「我慢する気ィないクセに。色男が…………………飢えた目ぇしてんで」
そう答える嵩原は、僅かにムッとした高橋に目を細め、その頬へ腕を伸ばした。
そして、ゆっくりと指先を輪郭に沿い滑らせると、緩んだネクタイを掴み、クイッと手前へ引き寄せる。
「…………………………大和の唇はやりとうないさかい、これで我慢せえや」
これで。
「あっ………………ん……も、親父っ……………ぁんっ」
高橋を可愛がる嵩原の、真骨頂。
高橋でなかったら、まず有り得ない。
ネクタイを引っ張られた高橋は、その勢いのまま嵩原に唇を奪われる。
「ぇえ……………………!!」
まさかな展開に、口を塞いで、顔を赤くする大和。
これは、見ていいのか!?
ベッドに寝かされた自分の面前で、父親が高橋に濃厚チュー!!
ピチャッと舌の絡まる音が、高速に心臓を高鳴らせ、益々下半身が下着を押し上げる。
「や……………っん……………は…ぁっ………親……」
その上、少し困惑気味の高橋がまたエロくて、身体の奥まで疼いちゃう。
それでも嵩原は、火照りの収まらない大和の視線を感じながらも、余裕の笑み。
「間接キスやな………………………大和と」
間接キス。
大和の唇を奪った唇でキスをしているのだから、確かにそうだ。
そうだけど、そう言うキスで片付けられるキスじゃないだろう…………………!
「もぅ………は………っ……どんだけ強引なんですか…」
「ああ……………男はスケベやのうて、野獣やったわ」
野獣。
高橋をも食ってしまう父親は、まさに野獣。
惚れ惚れする顔立ちと、ギラギラした目付き。
ニヤリと微笑み、濡れた唇から糸を引きながら、高橋の舌を舐めていく父親のいやらしさは、ゾクゾクと大和の身体を震わせた。
「………………………ズルい、二人だけ」
そりゃもう、妬きますよ。
大好きな二人が、自分を差し置いて、熱いキスを交わすなんて。
「ズルい……………………」
自分を包むシーツを握りしめ、大和は頬を膨らます。
俺の親父やし。
俺の高橋やし。
どっちも、俺のもの。
愛情いっぱいに、育てられましたから。
「………………………あ?」
「若…………………………」
「二人とも、俺のやしっ!!!」
自分を見てくる父親と高橋へ手を差し出し、大和は二人へしがみつく。
「ぉわ………わぁっ……………大和っ!?」
バフッ………………………
嵩原の驚く声と共に後ろへ倒れる、イケてる親二人。
「二人だけで仲良うせんでや………っ!俺の事も愛してやぁっ!!」
俺も愛してや。
「やま………………………」
真っ赤な顔で自分達を見下ろす息子の、たまらない嘆き。
か、可愛過ぎるやろぉぉぉ…………………っ!!
「あかん……………………堕ちた………………」
嵩原は照れる顔を両手で覆い、大和への愛に心を奪われる。
「……………………………はい、完全に」
高橋に至っては、メロメロ過ぎて目が潤んでる。
なんと、罪深き我が子か。
嵩原と高橋は、ふて腐れる大和の手を握りしめ、とびきりの笑顔を愛しい姿へ捧げる。
「お、親父……………………高橋………………」
「大和…………………おいで。いっぱい、愛したる」
いっぱい。
いっぱい、愛してもらいましょ。
最高の男達に、最高の愛を。
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