アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
#26
-
スッ
「あんまりしつこいと嫌われちゃうぞ〜
アキちゃん」
「柴田てめぇその呼び名で呼ぶんじゃねぇ」
「いいじゃんアキちゃん〜」
「キモい」
柴田様が部屋から出てきて
僕と瑛影さんの間に割って入った。
ちょうど、瑛影さんから僕を隠すように。
「いい加減気付け
昨日襲われたのは
お前がいたからだろうが
向こうはお前の顔見て
お前を狙ってきたんだよ」
瑛影さんが、狙われている?
「例の件
まだ終わってないんだろ?
お前はそっちに専念すべきだ
なんてったって組の若頭だからな」
「…わかってる
柴田、胡蝶の前で仕事の話はやめろ」
「錦組の連中は
お前が胡蝶を盾にとれば
言う事を聞くことを知っている
今胡蝶を外に出すべきじゃない」
「やめろ
…と、言ったはずだ
聞こえなかったのか」
僕が迂闊に外を歩けば
瑛影さんの身に危険が迫る。
気分転換さえも許されない
…それもきっと
僕への罰だ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
83 / 100