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しまった……! 誤魔化すふりして、相手に挨拶してしまった!きっと僕は逆に不審者だと思われたかも知れない……!
しかも「こんにちは、いい天気ですね?」と言ってしまった。突然、見知らぬ人からそんなことを言われたら驚いて突然だ。だってこの人の表情凄いことになっている。凄い目で僕の顔を凝視している。
あえてやったことが裏目に出てしまった。これでは違う階のボタンを押したのがバレるのも時間の問題だ……!
僕は相手の視線に思わず生唾を呑み込んで動揺した。そして、更なる妄想が加速して行った。僕としたことが挨拶してしまった。しかも視姦男に向かって笑顔で。まるでこっちがその気があると思ったんじゃないだろうか?
ヤバイな……。
その気があると思われたらヤバイな……。
童顔だから余計に相手を煽るよな……。
何? 可愛い子から急に挨拶されちゃった! ラッキー! って思われたらヤバイな。これを引き金に相手に気があると思われて、ストーカーになったら困るし、嫌だなぁ。
僕は遠い目をしながら、様々なことが頭の中に浮かんだ。
「おい、お前……!」
「っ……!?」
サングラスをかけた男性が突然、僕に向かって声をかけてきた。その声に思わず体がビクッと反応した。そして、いきなり僕の方へズカズカと近づいてきた。
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