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「昴流ちゃぁぁんん」
「昴流くぅぅん」
「ぐぇふ…っ」
そしてお馴染みの真さんと臣のタック…抱きつき。
「久し振りの昴流ちゃん…」
「…1・2ヶ月前にあっただろ。メールもしたし」
「実物!!」
「昴流君可愛い今日もほっぺぷにぷに」
「うゆ…」
臣は頬擦りしてくるし、真さんは頬つついてくるし、頬が好きなわけ?…えっと頬フェチ?
「…うわ、すっげぇキャラの濃い兄弟だなオイ」
「あれっ、お、鬼じゃない…?!」
「昴流困ってるな」
3人は初めて見る涼の家族の第一印象をコメントするだけで、視線をやっても助けてくれる気配はない。
…嗚呼、違った。兄貴に関しては2人に対してはしてなかった。
困ってると思うなら助けてよ。写真撮ってないで。
「……」
「…?」
「……可愛い!!」
「えっ、は…?」
「ちょっと…?!」
真さんと臣の視線が琉生と愁の方に行き、俺から離れ2人の方へ。そして始まる質問攻め。
名前とか、部活とか、趣味とかエトセトラ。
徳井さんの店でのことを思い出す…否、それ以上の質問量。
それに困ってる2人を兄貴がまたパシャリ。…兄貴は1回カメラから手を離そうな。
「…あ、昴流君のお兄様は?」
「え、愁の隣に」
「どうも」
兄貴が携帯からシャッター音を鳴らしながらまだ愁と琉生に抱きついてる2人にへらりと笑いかける。と、何故か2人が固まってしまった。
涼に至っては「だからあれほど言っただろ…」とため息を漏らしてる。
「……ホスト?!」
「えっ、ホストなんですか?」
やっと硬直がとけ、2人が発した言葉がそれ。
この驚き様からしてどうやら想像とかけ離れていたらしい。どんな兄貴だと思ってたんだ。
「昴流君みたいにふわふわ系か、涼から聞いた彗さんみたいな感じのどちらかかと…」
「まさかホストだとは…」
「ははー、面白いこと言うんですね椿先生の妹さんも弟さんも。そんなにホストに見えます?」
「…俺も最初勘違いしましたよ」
「マジかよ」
職業ホストと勘違いされる兄貴。可哀想だけど俺も否定できない。雰囲気がホストっぽいのかな…?ホストっぽい雰囲気って何だ。
チャラい…とか?兄貴はチャラいっつーかマイペースだな。マイペース過ぎて若干ずぼらが入ってるレベルのマイペースだ。
髪型かなあ…でもそんな感じはしないけどな。ほらホストってワックスめっちゃつけてるイメージがある。
じゃあ、髪色か?いやぁ…でも毛先ちょっと染めただけじゃん…?そんな人良くいるじゃん。
その人達全員がホストに見える、といったらちょっと違う気もするし…。
兄貴、何でホストに間違われるんだろうな。
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