アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
時間はあっという間に過ぎていき、気がつけば真っ暗になって街灯の明かりのみで辺りが照らされていた。
時計を見たらもう良い時間になっていたから駐車場に戻って、車でホテルまで行く。
着いたらフロントに鍵をもらい、泊まる部屋へ。部屋に入って荷物を置いたら俺が真っ先に行った先はベット。
飛び乗って、歩きすぎて疲れた足をバタバタと曲げたり伸ばしたりする。
その隣に涼が座り、俺の頭を撫でてきて、ふかふかのベットと涼の手に挟まれて、心地よさに眠気を誘われる。
「昴流、晩飯まだだからルームサービス取ろっか」
「ん…」
そう言われ、眠いのを我慢して体を起こし、ルームサービスの一覧を眺めている涼の肩にもたれ掛かって食べ物の所に目を通す。
「1番上の…」
「嗚呼、サンドイッチ?了解」
涼が部屋にあった受話器を取って食べ物を注文する。
待ち時間はテレビを涼と見たりしてのんびり過ごし、届いたらそれを食べて。食べ終わったら少し休憩してから風呂に入った。
いつものように涼に頭を拭いてもらったりと寝る準備が終わったら直ぐに10時と言うまだ早い時間ではあるけれど、はしゃぎすぎてしまったからか眠たくて何もする気になれなくて布団に潜った。ベットはシングルが2つ。だけどいつも一緒に寝てるから小さいベット1つを2人で使うことにした。一緒にいるのにベットが離れてるのは少し寂しい。
「んー…シングルに慣れてないのもあって狭いな…」
「ダブルの部屋にすれば良かった」と寝慣れていないシングルベットに苦笑いする涼。
まぁ、そりゃあ常にダブルで寝てる涼にとってはシングルなんてかなり狭く感じるものだろう。しかも2人で使うと来た。
小学生2人とかならスペースの余裕はまだあるが、成長期なんてとうに過ぎた男2人だ。
ちょっと寝返りでもうてば、落ちてしまいそうな位にはスペースの余裕はない。本来、1人で寝る用に作られているのだから狭いのは当たり前ではあるんだけども…。
「寝にくいなら俺向こう行こうか…?」
「それは駄目。昴流が寝る場所は俺の隣」
決定事項とでも言うかのような口振り。
俺を抱き締めていた力が強まり、俺が隣のベットに行くことを阻む。
「昴流ってすっぽり腕の中に収まるサイズだから抱き締めてて落ち着くんだよね。だから昴流はここ。俺の腕の中で可愛く寝てて」
「か、かわ…?」
可愛く寝るって何だろう。1mmたりとも動かずに人形みたいに寝れば良いのか…?…あれ、可愛いって何だっけ……?考えれば考える程可愛いの定義か分からなくなる。日本語って難しいと外国の人が言うのをテレビで言ったことがあるのを思い出し、共感。これじゃあ分からないわ。生まれ育ち共に日本でも分からない時があるんだから。
…否、涼の場合涼語基宇宙語だからノーカン?
「…ん…?」
考えに考えた末に、俺も涼を抱き締めて、涼の足には自身のを絡め、更に密着する。
…やってみたは良いけどもしかしてこれって密着度以外はあんまりいつもと変わらない…かも?
「すーばる、どうした?甘えたな気分?」
「…だって、かわいく…って…」
どうかと自分でも思いながらも俺が考え付いた唯一の『可愛く寝る』。普段よりも俺からするには密着度の高いその行為に涼が不思議そうに俺の頭を撫でてくる。
甘えてるように涼に映ったってことは可愛いって訳じゃない…?違うなら、と体を緩めようとしたら逆に涼が足を絡めてきて先よりも更に涼の体温が伝わってくるようになる。
「りょう…?」
「冗談で流してくれても良かったのに、そうやって考えて応えようとしてくれるところが可愛い。言動が可愛い。俺昴流が甘えてくれてるのかと思ったから残念な所もあるけどそんなのどうでも良くなる位に健気で可愛い。昴流の全部が可愛くてどうにかなっちゃいそう」
「ぁっ…?!」
背に回っていた涼の手が下りていき、双丘を撫でる。俺の足に挟まれていた太股は股間を押し上げて来て、ぶるりと体が震える。
「や…っ、え…、かた…っ?」
「昴流が可愛いから眠気吹っ飛んだ」
「ふぇ…っ?!」
グリグリと股間を押しながら、何故かほんの僅かに固くなっているソレを押し付けられる。
まるで俺のせいで寝ようとしてたのに寝れなくなったとでも言いたいような言い方。俺何もしてないのに。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
645 / 1113