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確かに、1回だった。
けれど2回するのと大差ないくらいに体力を使った1回だった。
お陰で腰に力が入りません。
「ん…っ、涼の馬鹿…っぁ」
「ごめんごめん。マッサージで許して?」
「…んっ、んぅ…」
そして今は涼に背中のマッサージをしてもらってる。ちょっとくすぐったくて痛いけど気持ちいい。涼のマッサージは上手だから好き。整体師になれば良いんじゃね?って思ってしまうくらいだ。
「…あ、昴流」
「んっ…ふ?」
「お前調理実習何時だ」
「ちょーり…?んぅ…っ」
調理実習…そういや、文化祭終わったらするって言ってたな。今週するって言ってたと思うけど曜日は…何時だったっけ。
「寝てたからわかんな、ぁ…つ」
「寝てたって…分かんなかったらまずいだろ。用意とかあるんだし」
「んー、あー、でも何か、っん…プリント貰った気がする」
「そのプリントは?」
「家?か、消えた」
「おいおい…」
う…ちゃ、ちゃんと吉柳に聞くから大丈夫だし…。
「早く教えてね。俺食べに行くから」
「えっ」
「奥さんが作ったものを食べるのは旦那の勤めだろ?」
当たり前のように言ってるけど、お前その時間の授業どうすんの?抜け出してくるの?馬鹿なの?
「仕事はちゃんとしてくれ…」
「旦那としての仕事はするから大丈夫」
奥さんとしては教師の仕事を優先して欲しいです。
「仕事はちゃんとしないと駄目…ね?だ、だ…だーりん…」
「…っ」
「…よ、嫁の言うことを聞くのも旦那の仕事だろ。…また今度同じの作るから、それで我慢して?」
体の向きを変えて、涼の唇にふに、と指を当てて微笑むと、涼が何故かピタリと石みたいに固まってしまった。
何、怖い。ダーリンって言われんの嫌だった?え、でもお前前「呼んでも良いんだぜ?」って…
「…なあ」
「ふえっ?!」
やっと何か言ったと思ったらちょっと声がいつもより低くてビクッと体が跳ねる。あ、あれ…本当に嫌だった?何かごめんなさい…。
「昴流は俺にどれだけの試練を与えれば気が済むんだ…」
「えっ、試練…?っわ?!」
ベットに寝転がっていた俺を急に抱き枕のように抱き締めて、足を絡めてくる。
ちょ、え何。俺としてはお前の行動が読めない試練が大量にあって困るんですが。
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