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「すーばーる。隠れてないでで出ておいで?」
「…どうせまた意地悪言うんだろ」
「言わない。言わないから。可愛くてつい言っちゃっただけ。許して?」
ゆっさゆっさと俺を揺さぶったり、布団を剥ごうとしてみたりと俺の顔を外に出させようとする涼。涼の『つい』でしてしまう行為の「しない」はもう信じられない。言わないでって言って確かに言わないでくれたけど結局また直ぐ言ったじゃんか。知らない。もう俺このまま寝る。
「昴流~…」
「…うわっ?!」
抱き枕であれば潰れてしまう力で抱き締められ、胸に埋まってしまった顔。布団に胸にと二重で鼻が隠れてしまったせいで息苦しい。
故意なのかそうでないのかはさておいて、我慢できなくなって涼の腕の中でもぞもぞと体を捻らせスペースをつくって顔を布団から出した。けど涼には背を向けて俺は寝るって姿勢を見せる。
「昴流ちゃーんごめんって、ね?」
「涼も寝るんだろ」
「昴流が可愛かったからムラムラして寝れそうにない」
「ひ、ン…っ?!」
尻に何かをグリグリと押し付けられる。。
1度されたし、位置的にもこれがなんなのかは1つしかない。
どう考えても先押し付けられたよりも固くなってるそれ。
何で…?!興奮するところあった?俺まだ何もしてない…!!
それに…っ!何だよその言い方?!
お、俺のせいで寝れなくなった、みたいなの。だから俺何もしてないじゃん…!ちょっと触っただけで別にここまでの変化があるようなことじゃないだろ…。
「このまま昴流寝ちゃったら俺寝込み襲ってしまいそう」
「ぅえ…っ?!」
「そうしたら朝までヤる自信あるんだけど俺」
「う、嘘…っ!!」
「本当。最近昴流と出来てなかったし俺今日10ラウンドくらいは出来るかも」
無視を徹そうとした時にそんな発言。
じゅ、10回…。絶望しか感じない回数だ。本当にそんなことされたら明日寝たきりになる。折角他県に来てるんだから寝たきりは嫌だ。デートを楽しみたい。
何が1番怖いかって、涼が言ったら嘘には聞こえないことだ。
「い、1回抜いたら我慢してくれるの…?」
「来週の保証はできないけど頑張る」
「ら、来週…」
来週と今週なら、腰が砕けるのは来週の方が…。明日は絶対涼と出掛けたい。
…来週が来るのその分不安で仕方なくなるけど来週は特に予定もないし…痛くても何とかなる。
「い、っかい…だけだから…」
「ふふっ、それは俺の1回?セックスの1回?」
「…涼の。収まったらね、寝れるで、しょ…」
「…それじゃあイかないように頑張らないとな」
「そんなこと頑張らなくて良い…!!」
涼のが収まったら寝るって言ってるのにそこで耐えられても困るんだけど…?!涼がイかなかったらいつまでもして良いってことじゃあないんだからな。そうしたら結局明日起きれなくなるだろーが、馬鹿。
「可愛いほっぺ膨らませなくてもそんな余裕はないって。…なるべく体には負担かからないように努力はするな」
「んんぅ…っ」
空気を一杯に取り込んだ頬袋をつつく涼の指。
努力はするって。絶対って言わないのが涼らしい。そして不安だ。
でも、良いって言ったのは俺だから今更断れない。
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