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涼の精液が通った場所が熱くて、疼きは悪化するばかり。まるで、涼って存在そのものが媚薬みたいだ。
「っはぁ…、すばる」
「ふ…っ?」
達した涼とは裏腹に、熱を持ってしまった俺を、涼が撫でてきた。涼の手が氷みたいに冷たく感じてしまうのは、俺の体が熱ってるせいなんだろうか。
「もう、触るの終わり?」
「っん、ふ…」
俺の唇の中へ指を侵入させると、俺の舌を指で挟んで緩く扱きだす。
答えを催促するかのように、何かが足りない、もどかしい刺激ばかりを与えてくる。触るのが終わりなのかと俺の意思を尊重しているように見せかけて、これは「俺の番で良いよね」って確認なんだ。そんで、俺が拒否してももう涼の手が止まっていることはないんだろう。だって、涼の表情は少しだけ意地悪みを帯びている。
「積極的な昴流も可愛いから良いんだけどね、受け身でいるのに慣れてなくてさ。ごめんね」
「わっ…?!」
「今度は俺の番」
ほら、やっぱり。俺が質問に答えるよりも前に、涼は俺の腕を引っ張って体をベットに沈めさせ、自分は俺に覆い被さってきた。
「…ふふ、完勃ち。やらし…」
「ふぁ、ぁ…っ」
涼の視線は俺の下半身に行き、スエットを押し上げているソレをピン、と指で弾いた。それがちょうど鈴口に当たって、ぞくりと体が震える。
その刺激で、疼きがまた一段と酷くなった。涼に触られれば触られる程体はもっとと涼の手を、体を求めるように熱くなった。
「昴流、舐めて」
「ん、ぅ…っ?ふ、ぁ…」
また涼の指が口の中に入ってきて、涼がそれを舐めるように言ってくる。一体何のために。そんな疑問も過るが、正常に機能していない頭にそんなの推測している余裕はなくて、言われるがままに涼の指に舌を絡めた。
「ごめんね。ローション出す時間も惜しい。今日は昴流が可愛いことばっかりするから、あんまり余裕ない」
俺が舐めてる手じゃない方の手だけで器用に俺のズボンと下着を脱ぎ払うと、涼の指が口の中から糸を引いて出ていった。
その唾液を含み濡れた指で、涼が秘部を撫でてきた。俺の唾液をローションがわりにするつもりだったらしい。
ローションのようにとろみはなくて、それと比べると解されてないソコに入れられる違和感はあったけど、涼からの刺激に飢えていた体ではさほど気になるようなものでもなく、直ぐに涼の指を受け入れた。
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