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「おそ…もしかして例の言ってヒト?」
「うん、おそさんだと思うよ。」
おそさん、と呼ぶ赤狐に白銀は…なんと言うかそれは紛らわしいな、と思った
何せ彼もランドウからそう呼ばれていたからだ
もし同じ場に同じ愛称で呼ばれたら
「―紛らわしいな―」
「うん、確かに」
「俺たちはそうじゃないけど周りからもそう言われてたから赤狐と金色って呼ばれてる~よ」
なるほど、だから金色なのかと理解はする
だがやはりと言うか
本命でないだろうと思ったが
「―…結局名前 聞いてない…―」
金色は次の機会と言ったがその機会もいつあるのか分からないのだ
「おそ、と同じなら名前わかるんじゃない?」
「おそさんの名前聞きたいの?」
「コクリ…。」
「うーん…。勝手に教えるのはどうかって考えちゃうけどいいよ、筆と紙かして」
何故だか筆と紙を指定されて渡せばおそはスラスラと紙に記す
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