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46 遠出の道中[1/4]
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妖もいない山が不気味だと思っただが其よりも怖いのは何かが起きる前の静けさの方だ
嫌な事を思い出す
「晶、」
「ん…なんすか?」
晶が考え事をしていた間に彼は接近していたようで皓をみたら目の前にいたのを内心驚いた
「せっかくの遠出だよ、お面つけたままは勿体ないから外そうよ」
「うん、でも今日はこのまま過ごすつもりだから外さないよ」
「狭い視界じゃ楽しめないよ?」
「いいよ、オイラは…それよりも君が楽しんでくれたらオイラはそれでいいんだからさ」
「君も楽しんでくれなきゃダメだよ、"己等達"は二人で一人前なんだろ?だったら…晶も己等と一緒に楽しんで欲しいよ」
そう言って結ばれた紐を紐解く
なにか起きても大丈夫なように肌身につけられたお面はするり、簡単にほどけた紐
彼の隠れてた顔が曝されて
差し込む光につい目を細める
「っ、」
そんな彼に笑みを浮かべる気配を感じる
「ねぇ、晶…狭い視界で見る世界何かじゃ楽しめないよ?」
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