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「…何故 俺に…?」
社長の真意がわからない…。
「いや、なに。
活躍した君に、心ばかりのお礼をさせて貰おうと 思ってね。」
「は?」
…いやな予感しかしない…。
「クズの身代わりのクズだよ。
聞いてみたところ、何も知らないらしいし、要するに、捨てゴマの傀儡だね。
君の家に居るから。」
「はあっっ?」
「プレゼントだよ。
好きにするといい。
じゃあ。」
「おい!待て!!」
…切りやがった。
社長が執念深い性格だって、わかっていたのに…。
…まんまと村上の策に乗せられた俺が馬鹿だった…。
いや…どっぷりとはまり込んでいる俺に、これ以上は少年の側に付くなと云う 最終警告か…。
いずれにせよ、家に帰る気が失せた…。
一杯飲んで、ホテルにでも 泊まるか…。
でも…いずれは 家に帰らなければならない…。
…はあああっ…。
出るのはため息ばかり…。
何故、社長が俺の家を知ってたか?
どうして、俺の留守中に…?
考えるだけ…無駄、か。
社長は、これと思ったら絶対やる。
蛇のように執念深いし、実行する力もある…。
敵にまわしたくない相手を、敵にまわしたのが運のつき、か…。
…好きに…って、少年の身代わりは少年だろ?
あいにく俺は女の方がいい。
ま、女でも 社長の息のかかった奴なら、寝首掻かれるのがおちだけど…。
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