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嫌だ、
「ああ、もうそんなに時間が立ってたのか。」
彼女のスマホを覗きこむ。
嫌だ、
「お腹空いちゃったし、話しながらご飯食べた方が楽しいんじゃない?」
柏葉に笑いかける。
嫌だ、
「そうだな、だいぶ待たせたみたいだし。真咲、昼食べながらでもいいか?」
俺に問いかける。
「真咲くん、だっけ?良かったら私達も一緒でもいいかな?皆で食べた方が楽しいし!」
柏葉の隣で俺に笑いかける彼女。
ーーーーーー嫌だ。
そう思った途端、俺の体は勝手に動いていた。
大きな音を立てて立ち上がる。
椅子が倒れた気がするが知ったことではない。
これ以上真正面から2人を見ていると壊れてしまう気がした。俺の中の何かが。
「ごめ、おれ、急用。」
喉がカラカラで上手く声が出ない。
息も上手く吸えない。
それでもここにいるより今すぐどこかへ逃げてしまいたかった。
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