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頭痛
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なんだか、休みが長かった
日曜は特に何もしてない
ごろごろと過ごしていた
早く月曜にならないかとずっと緊張していた
だから時間が経つのが長く感じた
早く、悠に会いたい
……こういう時に限って、体調をよく崩してしまう…
朝から頭痛が酷かった
朔斗からは休んだら?と心配されてしまった
けど……早く会いたかった…
今は、電車の中で頭痛と戦ってる最中……
「…葵、大丈夫?」
「………う、うん……大丈夫…」
と、言ってるけど……頭が痛すぎて倒れそう…
……やばい…クラクラしてきた…
まだ座れてるから、なんとかなってるけど…帰り座れるかな……
「寝てたら?…着いたら起こすよ」
「…ん、ありがと……」
俺は朔斗に寄りかかって寝た
「…葵……葵、もうすぐ着くよ」
「………ん、ん…」
けっこう爆睡してたな……けど、ちょっとおさまったかも…
学校までは歩いて20分くらいあるから……倒れそう…
休んどけばよかったかな…
やっとの思いで、学校に着いた
…やばい…電車で寝て少しは治ったのにまた……酷くなった…
頭がズキズキと痛む
「おはよ〜九条双子!」
「おはよ、絋…」
「おはよ、小池」
「……葵、どした?」
「…ちょっと頭痛くて……」
「大丈夫かー?」
「……まあ、なんとか…」
…授業聞けるかな……
熱はないと思うから……たぶん…
絋と軽く話してから教室に行った
教室に入りながら無意識で悠の姿を探すけど、まだ来てなかった
まだ…来てないんだ……
それからしばらく待ったけど…悠はなかなか登校して来なかった
チャイムが鳴って少しして悠は登校してき
その後、すぐ先生が来たので話せなかった…
2限目が終わりもう……やばいくらい…頭痛がする…
……やばい………死にそう倒れそう吐きそう…
もう限界…保健室行こ…
「…朔…俺、保健室行ってくる…」
「ついていこうか?」
「…大丈夫……ありがと…」
「…そか、わかった」
俺は保健室に向かった
「…失礼します」
「あら、どうしたの?」
「すみません…頭痛くて…」
「はーい、じゃあ体温測ってね」
「はい…」
体温計を脇に入れ、体温を測る
しばらくすると、ピピピピッと電子音が鳴り何度か見てみる
37.1℃……微熱か…
「…先生」
「はい。……微熱ね…どうする?ちょっと寝とく?」
「…はい…少し寝たいです……」
「担任の先生には私から言っとくわね。ベッドはどっちでも使っていいからね」
「はい、ありがとうございます…」
「先生ちょっと、用事あるから職員室行ってしばらく帰ってこないけど……大丈夫?」
「…あ、はい…大丈夫です…」
「それじゃあ、また来るわね」
「はい……」
俺は頭が痛すぎて、先生の話なんか頭に入ってこなかった
俺は二つあるベッドのうち奥の方のベッドに横になった
……誰か来るかな……カーテン閉めとこ…
あまり動きたくなかったけど誰か来て、寝顔を見られるのも嫌だったカーテンを閉めて再びベッドに横になった
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