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『戸波、キスさせて?』
最初は瀬戸君のあの、一言から始まった。
それから僕に近づいてきて、気付いたら――キス、されてた。
どうして瀬戸君は僕なんかにあんな事……したんだろう?
分からない、分からない。
僕が瀬戸君に何かしたのかな?
それとも……嫌がらせ?
分からない。
でも、本人にも聞けないし……。
『やっぱり……柔らかい……』
キスの後、そんな事言われて……。
それから何度も、何度も……キスされたっけ……。
あの時は身体が熱くて……それから……。
「優~。そろそろ出たら?」
遠く、向こうの方でお母さんの声が聞こえる。
「……ちょっと、返事ぐらいしなさいよ。……優?」
その声に安心した僕はホッとして、意識を手放してしまった。
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